******ぶったまげた*******

久しぶりに飲んで寮に帰り、蒸暑いので窓を開け放って、
パンツ一枚でベッドに横たわる。
扇風機をかけて、すっかり寝込んでいた。
そんな赤頭巾ちゃんのようなおじさんを突然事件は襲ったのだ。

夜中?の一時半階下でドスンという大きな鈍い音、
あまりの大きさに跳ね起きて、パンツ一枚でベランダに出る。
階下を覗くと・・・・・人の声。

「開け方がようわからんから、壊すしかない・・・」

なんて何か深刻で真剣な!!独り言が聞こえてきた。
どうせ酔いたんぼの独り言かと思い、そのままベッドへ。
そして、たて続けに、ドスンドスンと大きな音が、
階下からふたたび鳴り響いたのだ。

おそるおそるまたベランダに出て階下を覗くと・・・。
排水路の網目状になった鉄の蓋が、一階のベランダの外に
投げられていた。
どうも窓を壊したようである。
(あんな重いものをよくも持ち上げたものだ)

1階の住人たちが騒ぐ雰囲気もないので、明らかに強盗ではない。
どうも階下の住人が暗証番号も鍵も忘れ、やむなくこの手段を取った
ようだ・・・・・・。

このマンションは、我が社のおじさんたち・単身赴任者が、
60人近く住んで居る。
もちろんかみさんは来ていない、
と言って夜中に隣の住人を起すわけにいかない。
管理人は朝9時〜午後6時までしかいない。
それに、玄関のドアーを壊すと、警備保障が来るし。
思いあぐねての「・・・壊すしかない」という決断。

一階だからよかったのでしょうが。
この方2階以上だったらどうしたんでござんしょうか。
一階のベランダ側の窓は防犯のため、二重窓になっていたから、
余計に割れなくて困り、近所に響く大きな音になるぐらい、
排水溝の蓋を何度もぶつける状況になったようであります。

しかしまあ、午前1時過ぎまで飲んでいたのなら、
そこのママさんにお世話になるとか、単身寮の近くにはホテルもあるし、
またすぐ近くの川端には、ホームレスさんとの闘いは
ありましょうが、フリーのベンチもあるのだ。

会社の単身寮でないなら、警察ものです、これは。
酔いタンボ強いねえ。単身者はわびしいねえ。
たぶん翌日多いに反省されたのでしょがね、
「・・・壊すしかない」の言葉は実に重いですなあ。



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