******男のカバン*******

岡山の方へ転勤になった家人の知人は、最近御亭主にカバンを買ったらしい。
ブランド品なのか、個人名?で有名なカバンがあるらしい。
なんと3万円なのだ。

そう言えば、我も何年かぶりに、カバンを買ってもらったが、
その品が不良品で返品し、結局1万円から4千円のカバンになった。
知人の御亭主のかばんと比較し、上等なのがあるものである。と感心していた。

後日談がある。家人の別の知人も、最近御亭主にカバンを買ったらしい。
なんと680円である。もう一度言う680円である。
先日、スーパーで、そんな値段のカバンがあるのか探したが、
どう探してもなかった。
その知人が言う「とても良いカバンよ」ときたもんだ。

まあいずれにしてもよく探したものである。頭が下がる。




******ちょっと旅*******

小雨降るなか、家人の田舎の桜を見に行った。
見事に咲いているのだが、花見をする人も散歩する人もいない。
じじとばばと家人とわれ。

旭川に架けられた、200mほどの木の橋を渡る。
この橋の下の川で、国体のカヌー競技が行われる予定なのだ。
適当なところにすでに石の障害が作られている。

この橋の名前は、「幸福橋」(しあわせばし)。
渡りきって、昼食を取るべく「サンタケベ」というホテルへ向う。
枝垂れ桜が見事さを披露している。
そんな枝垂れ桜の端の方には、木蓮も負け時と白い花を
精一杯広げていた。

ホテルのフロントの人と、じじとばばは地元の顔見知り、
なんだかんだと話しをしている。
今日は、宴会でホテルは満室とか。
フロントの前で柑橘類が売られていたので、「八朔」10個500円也を買う。
酒もある、名前は地名の「福渡酒」(ふくわたり)。
地酒、かなり高い、ばばが言う「辛いばかりでおいしくない」とか。
でもそんなこともわからない旅人のおばさんが「えー地酒があるんですか、
帰りに持って帰りますから1本準備しておいてください」なんて声が聞こえる。

そのまま、レストランに入り、天ざるうどん・そばを注文。
なかなか出てこないので、その間、持参の缶ビールとつまみを食べていた。
2本飲んでも注文の品は出てこなかった。
ちなみに、じじは焼酎湯割り持参していた。
ホテルの窓の下には、
おいしい水が100円?(200円かも)でお持ち帰りが出来るところがある。
今日も、何台かの車が順番待ちをしている。

このホテルからは、鉄橋が見える。
ちょうどみかん箱のような2両編成のディーゼル列車が、橋を渡っていた。
鉄橋の下の向う岸には、白鳥のつがいが一組いるのも見える。
今年から来始めたらしい。

ようやく、出された1500円の天ざるうどん・そば。
天ぷらがやたら多い。うどの天ぷらもありやした。
おいしいものを頂いた後、「しあわせ橋」を渡って、
白鳥のところへ。

生暖かいのか、川面には靄が立ち込め、実に幻想的だ。
そんな中、われらが近づくと、 白鳥たちは、つがいで言葉を交わすかのような様子を見せ、
すぐに一生懸命足を動かせ、馳せ参じてきた。
なんとも可愛い、首を立てたまま、波をたてながら近づいてくる。

ばばがおかきを投げるが食べない。
なぜだろうと言いながら、また投げる。
食べない、どうも硬いのはだめらしい。
しばらくして、ふやけたのか食べ始めた。

じじばばの家まで、少し回り道をして帰ることに。
じじの近所の家の庭談義を聞きながら。
最近個人で山裾を切り崩して、藤棚と木のベンチと花壇を
作ったというところを見て、さらにじじ・ばばの家近くの小ぶりで、
年季のはいったさくら並木を通ってやっと家に着いた。
ゆったりとした春を満喫した。
これが天気ならまだよかったかも。

余談だが、そう言えば、
ここのホテルの一室で、「○○産業」という会社が会議をしていた。
たまたまトイレの通り道、ドアーが開いていて、
聞くとは無しに議長の声が聞こえてきたのだ。

「賃金はもらえるが、ボーナスはわからない」これでピンときた。
倒産した会社の従業員の集まりだったのだ。
さくらと共に散ってしまった。なんともわびしい話である。

帰り道、桃の里というところで初めての満開の桃の花を見ながら、
いつもはこんな時期に、田舎を訪れたことはないから、
往復路にこんな景色を見ることができたのだ。
ここは、
わざわざ観光バスも停車して眺めるビューポイントでもあるようだ。




******わが家周辺の不思議*******

4月になると、招かざるものがいつもやってくる。
ここに住み始めてから、やって来なかったことはない。
10年間、間違いなくやってきた。それも半端な数ではない。

それは「ゆすりか」なのだ。
我が家の壁は、春になると、「ゆすりか」で埋まる。
だから外へ洗濯物を乾すとゆすりかがつく。その糞がつく。
箒で落しても、フマキラーを吹きまくっても、用水路に薬を撒いても、
一向に効き目がなかった。

「ゆすりか」がくると、それを食べにいろいろな鳥たちもやってきて、
あちこちに糞を残していく。18年ものの愛車はよくそれに耐え、
静かに去って行ったのだ。

ところが、ところが今年は4月の中旬にもなるのに、
「ゆすりか」がほとんどいない。
ごく普通に、暖かいのに。
いつもの年と少し違うのは、週末には雨が降って、
用水路の水が少しずつでも、流れているからだろうか。

「ゆすりか」がこないから、鳥もほとんど壁や金網にさばらない。
ゆえに、糞公害がないのである。

家人は「なんでだろう!なんでだろう!」なんて申しております。


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