<<15粘土のわが体験記>>

どんな焼きもの
体 験 ば な し
急須

<成形>
5月13日

<さらに成形>
5月27日

<さらに成形仕上げ>
6月3日


*****成形***************

かなり面倒な急須に再チャレンジ。
前回の丸い急須とは、形をまるっきり変えてみた。
胴の部分をまっすぐ筒状に、底を平らにして削らなくてもいいように。
蓋を乗せる棚を作る。(中途で終わる)
ここまでで、はや時間が来た。

*****再成形***************

中途で終わってた棚作りをやっと済ませる。
底の部分を内側に押して、もう削らないことに。
続いて蓋作り、持つところに、またまたイルカ。

取っ手を作るが、胴の大きさからすると小さいので、二重取っ手に・・・。
はや時間切れ、注ぎ口がまだできていない。
もちろん、仕上げにもまだかかっていないのです。

*****自宅で再成形・仕上げ***************

自宅だとなぜだかゆっくりと落ち着いてできる。
胴部分を徹底的にスリム化する。
やっと軽くなった。
いるかの取っ手を付けた蓋部分も薄く削る。
注ぎ口をカッティングして、
胴の大き目の取っ手部分も取り付け。
注ぎ口を、翌日やっと取り付け完成です。

ピッチャー

<成形>
6月10日

<さらに成形仕上げ>
6月24日


*****成形***************

使用粘土1.5kg、天地18cm、底径12cm、口径8cm。
かなりの大物であります。

胴の部分をまっすぐ筒状に、上にいくと小さくして形を整える。
ある程度乾かしながら、ひび割れを起させないように。
「全体のバランスを見るのが大切」と先生に言われながら・・・。

とりあえず胴部分が出来上ったものの、いまいち!!
さてさて、どんな取っ手を付けるか。
それは、次回にて・・・

*****仕上げ***************

かなり削りました。
高台も底の部分を再測定して、さらに削りました。

やっと取っ手を付けることができました。
ちょっと離れて見ると、どうも形がねえ。
えいやーで、まあいいかって感じですなあ。

素焼きに転写

6月24日


*****素焼きに下絵を転写***************

インターネットで下絵用転写紙を購入。
素焼きしたカップに、この絵を転写することにチャレンジしてみました。
まずは、転写紙をカットします。 次に、プリントされている側を作品に合わせます。

合せる時は、色の薄い方が表側になるようにします。 そして、筆で水を付けて転写紙を密着させます。 更にもう一度、筆で水を塗りつけます。
転写紙をはがせば下絵付けの完成です。
意外に簡単にできたので気が抜けました。

どうしても、自分が書いた絵でないのが面白くない。

割山椒(小鉢)

<成形>
7月8日

<仕上げ>
7月22日


*****成形***************

使用粘土1kg
この粘土から、適当な量で3個の小鉢を作った。

形も思いつくまま、高台部分はいつものように1cm。
口縁部分の形をどうするか。
これもまちまちの形にした。

新年度からメンバーが増え、「先生からのアドバイスがなかなかもらえないなあ」 なんて思いながら、作っていたら、
この作品は???ねと言われたが、聞き取れず、とりあえず「小鉢」にしておいた。
きょうは、珍しく先生が寄ってきて、のたまう。

「この作品の場合、口縁を削って残る部分が3分の1程度にするのがよい」
なんて言われながら、やってみるが思うようにいかない。
次回にてうまく調整しよっと・・・いうことにしました。

*****仕上げ***************

成形の時、小鉢と書いたが、どうも呼び名があるらしい。
「割山椒」(わりざんしょう)というらしい。
山椒の実が割れた形に似ているということで、・・・インターネットで 調べてみたら、かなり大胆に切り込んでいるのだ。

そんなことを全く意識せず作ったから、ほんとにこれが「割山椒」って感じで仕上がって しまった。
やはり小鉢でいいように思う。
どのくらいの重さがいいのか、わからないから、先生にアドバイスをもらう。

「底の部分が重いので、もう少し削ったほうが・・・」
いつもなら、手ぬぐいで外側の部分を滑らかにするのだが、花びらの形にした小鉢は、 削りあとををそのまま残すことにした。
ということで、できあがった小鉢、「われのへぼ作品」に加えておきました。

赤い粘土の
コーヒーカップ


<成形>
寮にて

<仕上げ>
寮にて


*****成形***************

赤い粘土で初めてのコーヒーカップ。
先生からのアドバイスは「乾きが速いので、速く成形すること」

白い粘土と同じように、自作の印花を使って紋様を入れた。
白い粘土と比べ、押印した内側部分もすぐに滑らかにできた。

問題は、取っ手だった。
白い粘土と同じような鎖状のものがうまくできないのだ。
やむなく、ごく普通の取っ手となった。
ちょっと細すぎたかも・・・。

*****仕上げ***************

大いに削った。
白い粘土では、乾いたところに水をつけて削るとひび割れる。
赤い粘土は、なんなく削れたのだ。

削りとしては、いままでで一番だ。
と思って、先生に見せると・・・。
先生から一言「取っ手が細いのでもっと削ったほうがいい」

というわけで、さらに削りました。
まだまだバランスがね、どうも修行が足らないようで?!
さてさて、どんな焼きになるでしょうかね。これは楽しみですぞ。

赤い粘土の
植木鉢


<成形>
8月19日

<仕上げ>
8月26日


*****成形***************

使用粘土1.3kg
先週12日休んだため、違うグループの講座に出た。

グループが違うとこんなに雰囲気が違うのかと、後ろのテーブルで、 ただひたすら作品作りをしたのだ。
今回は、白い粘土(信楽古陶粘土)から、赤い粘土(赤信楽水ひ粘土)に変えてみた。 植木鉢を適当に作ってみる。
白い粘土と違い、早く形作れるようになった分、やりやすい粘土である。

成形の段階では、形に重みが感じられるのだが・・・。
半乾燥、釉薬付け、焼きの段階でどんな感じになるのだろうか。
楽しみである。

*****仕上げ***************

仕上げと言っても、表面を滑らかにしたり、
底の外側と内側部分を少し削った程度で終りにした。
紋様を彫刻刀で削ってみようかと道具まで持参したのだが・・・。

本日の激しい夕立にすっかり疲れ果て・・・
彫ることもしないで、終わりにしたのでした。

赤い粘土と
白い粘土の両方を 使用した
コーヒーカップ

変じて、小鉢

<成形>
寮にて9月4日

<仕上げ>
9月11日


*****成形***************

赤い粘土と白い粘土を混ぜ合わせて作る、初めてのコーヒーカップ。
先生から「焼成温度が同じなので混ぜ合わせても、部分分けで使用しても問題なし」ということで、 早速チャレンジしてみました。

作るにあたっても問題なく、混ぜ合わせではなく、部分分けでやってみた。
胴の上部分は自作の印花を使って紋様を入れたので、赤い粘土。
胴の下部分と取っ手部分は白い粘土でやってみた。

まだ制作途中。
速く作ろうとしすぎたため、底の部分に穴があいたりしていただけない。
急ぐことはない、速く作ったからといって誰も誉めてはくれないのに。
反省、反省・・・。

*****仕上げ***************

「赤い粘土と白い粘土を混ぜ合わせて作る、初めてのコーヒーカップ」
何かしら、気分がのらず全体が大きくなったので、取っ手もつけなかった。

というわけで、小鉢のようなわけのわからない形に・・・。
ひとつは、底の部分が薄くなり過ぎたため、胴の下部分から切り取って、
底の部分を付けて、わけのわからない小鉢化け。

赤い粘土で 鉢カバー

<成形>
9月9日

<仕上げ>
9月30日


*****成形***************

かっこいい植木鉢を作るつもりで始めた。
どうも形がうまく整わない。
胴部分がふらつくのだ。

2kgという粘土の量に合せて、さらに胴部分をあげていく。
鉢、大きくなりすぎたかな。
ずんどうになりすぎたかな。

粘土が固くなるのに合せる、底に近い部分は、やや太めを忘れずに・・・
全体を眺めながら形がねえ?!と思いながら。
少し紋様を入れようと、自作印花を使用する。
さらに口縁の部分を、適当な位置で切ってみた。

*****仕上げ***************

鉢ということで、底の部分に穴を開けるつもりでいた。
多少内側も外側も削って形を整えながら、全体の大きさを見て、考えが変わる。

鉢カバーにすることにした。
穴あけはやめ、底の部分に高台を作った。
赤い土での鉢カバー、どんな焼き上がりになるだろうか。

寮にて:木の葉皿

<成形・仕上げ>
10月1日


*****成形・仕上げ***************

自然の葉っぱを利用して作る皿。
粘土は600g程度。
葉っぱは、葉脈のしっかりしたもので、若すぎたり、枯れる前のものではなく、8月頃の 元気のいい葉っぱがいい、ということで今回は「キュウイの葉」を先生からいただいた。

粘土は、すぐ固くならない白粘土を使用した。
まずは、タタラ板で一定の厚さに伸ばす。
薄すぎると乾かす段階でひび割れてしまうのだ。

実際ひび割れてしまい、2度にわたり補修した。
葉っぱの裏側を伸ばした粘土に押さえつける。(葉っぱの根元はじゃまにならないように)
葉っぱの形に粘土を型どりし、縁を適当に持ち上げて、葉っぱをはがして、できあがり。
葉脈が見事に映し出された。

皿の裏側に、小さな丸い足を3つつけてみた。
一人で満足、満足。

いろいろ素焼き

<釉薬がけ>
10月5日


*****初めての体験***************

5日の日曜日、陶芸での初体験をした。
素焼きのあとの釉薬がけである。
昨年もあったのだが、行かなかった。
1年半にして、初めての体験である。
わが陶芸教室の先生の先生・相原先生宅へ集合。

袋物・皿物・カップ物、
作品ごとに釉薬のかけ方について先生から説明を受ける。
まずは、ポリバケツに入れられた、釉薬液を柄杓でよくかき混ぜる。
袋物(徳利など)は、柄杓で釉薬を汲み、器の内側に入れる。
ゆっくり揺らしながらしばらく待つ。

バケツに釉薬液を戻す。
次に、口縁の部分を付けしばらくして起す、液が垂れるので、素早い 動作で行う。
次に乾くのを待って、口縁の部分を持って、
液の付いてないところまで付ける。

高台の底の部分を筆で叩くようにまんべんなく塗る。
しばらく乾かし、高台の裏部分を刷毛で釉薬をきれいに落しておく。
(注)焼くために釉薬を付けない部分には、 溌水液をあらかじめ先生が塗ってくれていたのだ。

釉薬がけは、天候のいい日を選ぶ。
乾燥が速いからである。
手に付いても、水で洗えばすぐに落ちるのだ。
大物は、柄杓でかけていく。
皿の場合は、挟むものを使用して。
コーヒーカップなどは、取っ手を持って横にし、 半分ずつ、いずれにしても、いらいらしないでゆっくり かけるのが大切だとか。

それにしても、いろいろな釉薬があるものだ。
石灰透明(透明)、織部(緑色)、均窯(水色)、飴色(茶色)、土灰、
わら白(白色で1180℃用と1230℃用)、ピンク色・・・、実物の釉薬を見る。
実際にいろいろかけてみる。

でもわからない、その色がすぐに出てくるわけではないのである。
ましてや、色通ではないので余計わからない。
実際どんな色になるか、焼けての楽しみなのだ。

さらなるおまけがございました。
お茶を飲み、茶菓子(相原先生の奥さん制作のケーキなど)を頬張り ながら、
釉薬がけ終了後、相原先生の作品や、西田先生の作品を見せて いただき、
楽しい陶芸談義でございました。

コーヒーカップ

<成形・仕上げ>
10月6〜8日


*****混ぜた粘土***************

赤い土と白い土を混ぜる。
底の部分を赤い土、胴の白い土・・・。
というのはやったので、今度は粘土をある程度混ぜて
(混ぜ過ぎるとあまりいただけないとか)やってみた。
ルミ先生の作品にとても感じのいいコーヒーカップがあったからだ。
先生の作品は、白い土と、白い土に「顔料」を混ぜ、
その二つの粘土を混ぜて作ったものだった。

成形ではどうも、色のメリハリがつかない。
仕上げで削りながら、眺める。
ちょっとだけメリハリ・・・。
日本手ぬぐいで拭くと、赤い土の色が白い土までつくので要注意だ。
さてさて、どんな感じに焼きあがるか、それが楽しみだ。

花器

<仕上げ>
10月8日


*****象嵌(ぞうがん)***************

彫った部分に、違う粘土等を埋め込む。
赤い粘土の花器、物足らないのでちょっと練習。
「いるか」の下に印花が押された部分を削り取り、波形にしてみた。
さらに、ひとつ飛びに白い粘土を埋め込んだのです。

「眺め」はなかなかよくなったように見える。
削るのも、そこそこにちょっと重い感じでやめた。
さてさて、焼き上がりはどうなる。

花入れ

<成形>
10月28日


*****成形***************

花入れを作る。
うまくバランスがとれない。
底の部分を丸くするつもりがないのに丸くなってしまう。
先生が板で叩いて締めろというが思うようにできない。
3日もなまける早やうまくいかない。

教室で作る目の位置、手の位置、ろくろの位置が違うので、少し戸惑う自分がいる。
修業が足らない。1時間30分以上やったがいい形にはならなかった。
大物は寮でするように、時間に余裕がある時がいいようだ。

花入れ・菓子入れ、コーヒーカップ

<化粧土>
2004年2月11日


*****化粧土を使用***************

化粧土を使ってみた。
花入れに、花のデザインなどを彫り込む。
彫り込んだ絵柄の上に化粧土を筆で塗り込む。

印花を入れた菓子入れには、印花でへこんだ部分に化粧土を塗り込んだり、 印花の周りを化粧土で囲んでみたりしてみた。

もうひとつの菓子入れとコーヒーカップには、適当なところへ化粧土を塗り、 乾き具合を見ながら、絵柄を彫ってみた。
乾きのタイミングが難しいが、好きな絵柄が自由に 書き込めて、なかなか面白い。


コーヒーカップ

<古代呉須>
2004年2月21日


*****古代呉須を使用***************

古代呉須を使ってお絵描き。
白粘土で成形・仕上げしたコーヒーカップ。
乾燥しきらないうちに、この側面と内側に花と蝶の絵柄を描いてみた。

あっというまの時間だった。

描くに当たっては、あらかじめ準備し、二重に描くのではなく一気に描かないといけないのだ。
粉末の「古代呉須」は、出がらしの茶で溶かすといいと先生からアドバイスを受けた。
描いた後、乾かないうちに指が触ったりすると、絵がかすれて見られなくなるのです。

塗る濃さが分からないので、粉の量も出がらし茶加減も適当な分量でやった。
どうもちょっと粉末量が多すぎたことと、絵を沢山描きすぎたようでもある。
「古代呉須」の色はダークブルーに見えるのだが、さてどんな色の焼き上がりになるのだろうか。
まあなんと言っても描いていると楽しい。
今度は、成形作品の数を作らないといけないようだ。

粘土練り込み法

<市松丈>
2004年3月13日

2004年3月23日

2004年4月13日

2004年4月20日


*****色違い粘土の練りこみ法[その1]***************

色違い(赤と白)の粘土を1kgずつとタタラ板10枚等を用意する。
それぞれの粘土を同じ大きさの長方体の塊にしていく。(丁寧に)
色が混ざらないように、違う粘土を練る時は、手を洗ってからする。

今回は、高さはタタラ板5枚、結果、横幅10cm縦幅13.5cmになった。
それぞれの粘土を5枚ずつのタタラ板で挟む。
1枚ずつタタラ板を取って、切り針金で板状(タタラ板の厚さ6mm)のものを5枚ずつ作る。

この際、板状のものは1枚ずつはがさずすべて作業がすむまでそのままで切り取っていく。
粘土同士を張り合わせるため、小さな粘土を溶かしておく。
まずどちらか1枚取って溶かした粘土を刷毛で塗る。

次に別の粘土を取って張り合わせる。
この作業を枚数だけ繰り返す。
作業を終了後、重しをおいてしばらくねかす。(乾燥しないように)

*****色違い粘土の練りこみ法[その2]***************

「乾燥しないように」保管のつもりがだめでした。
かなり固くなっておりました。
今度は立てて切り取ったのですが、先生のお力と仲間のお力をお借りし、
指が切れそうになりながら、切り針金で切り取り。(汗だく)
切り取りの最後部分が尻上がりなった板もあり候。
そして、今度はひとマスずつずらして、溶かした粘土を刷毛で塗る。
次に別の粘土を取って張り合わせる。
しばらくねかす。まだまだよ!!使うのは・・・。


*****色違い粘土の練りこみ法[その3]***************

ふたたび「乾燥しないように」濡れてぬぐいで保管しました。
今回はOK。
先生のお力をかりて・・・・、
手袋持参して、指に負担をかけながら、切り針金で切り取り。(やはり汗だく)
すんだらほっといたしました。できあがりよ!!
さてさてこの粘土で何を作る?
で早速、端の残り粘土で???を作り。
うまくできた、「市松丈」で取っ手つき鉢を・・・。


*****色違い粘土の練りこみ法[その4<利用編>]****

使ってみましたよ。
筆入れの一部に。
それから、まだない思案中・・・・、

貧困な発想で出てこないのだ。





平成14粘土体験記