**セカンドライフ**
「第二の人生」をどうするか,どう生きるか,この場合,どういうわけか「男の第二の人生」のことを指している。
長年企業のために働いてきた男たちは,組織の中にどっぷりとつかり,自分を押し殺し,ひたすら息を潜めている。
あたかも組織が実体としてあるような錯覚をし,脇目もふらず忠誠を尽くしてきたのだ。
それは女性から見ればある面,滑稽に見えるかもしれない。

その中心的役割を果たしてきたのが,団塊世代なのである。
私たち団塊世代も,当然のことなのだが企業命令とかで転勤を繰り返し,結果として企業内外どちらにも根づいたネットが作れた人は少ないのではなかろうか。

忙中閑なしの頃,全く気付かなかった・・・,ふと定年を間近に振り返ってみると,歩いてきた道に何も残っていないこと(家族・地域との付き合いは妻任せで全くなく,社内の輪も転勤の繰り返しで酒を飲む以外の同志もない,忙しい忙しいで趣味もなく)にすでに気付いている人,いまだ気付くことなく家族もかえりみず,尽くして尽くして燃え尽きている。
やがて,組織から外れたとき,おのれがいかに自立していなかったかに気付くのである。

●☆そして,よく言われる熟年離婚とか,粗大ゴミとか、濡れ落ち葉になり厄介者扱いされるのがオチなのだ●☆

ところが,ひょっとしてひょっとしてインターネットは,転勤族サラリーマンのこころにポカリ空いた空白を埋めてくれる役割を果たしてくれるかもしれない。
そんな団塊世代の男たちが第二の人生に軟着陸するためには
@大いに長年疎遠になっていた妻に感謝する。そして,疎遠になっている家族とじっくりと接触をもつ。
A第二の人生を豊かにするには,自ら動くことはもちろんのことなのだが,先人である女性たちに大いに教えを請う。
Bセカンドライフについて、メル友に率直に質問を発信し,その返信メールをステップの一助としたい。

そして第二の滑走路に入り,それは長い滑走路になるかもしれないが,きっと新しい自分を見つけて飛び立てると思っている。


メル友の生の声その34 是非訪問してください。
たくさんのいい声が詰まっていますよ。



:セカンドライフ文庫
★死生観 ★心と性 ★定年とチャレンジ ★人生論 ★老い
・メニューへもどる