こぼれ話記録その1 |
★★ドイツのシュトゥットガルト・インターコンチネンタルホテルでの話★★ 団長昼のビール、夕食のビールとワインそして時差ボケ (ドイツに到着して3日目)が出て、 お疲れだったのか、夕食後の二次会を団長の部屋でということで、 お別れした後、お風呂の蛇口を開けたままうたたねをされてしてしまったらしい。 お湯は浴槽を溢れ浴室内に、その時団長目が覚めたが、時既に遅く、 浴室内は湯びたし、バスタオルで汗びっしょりになってふきまくったとか。 団長曰く「またビールが飲める。」 |
★★フランクフルトのホテルでのチェックアウトの話★★ 団長以下、ツアーコンダクター、 ガイドもすべて出発時間にすべてそろったが、 肝心のスーツケースが予定通りにロビーに届かない。 ツアーコンダクター曰く、 「時間指定でそれもばらばらの部屋の荷物を集荷するような面倒な注文は後回しになるとか」 さすがにいくら待ってもこないので、 ツアーコンダクターがガイドさんと一緒に荷物を集めに回られました。 汗びっしょりのコンダクターであった。 ちょうど、当日は自動車ショーがフランクフルトで行われていた関係でホテルのチェックアウトも行列状態だったのだ。 (この日の自動車ショーでホンダが天然ガスだけで走る車を世界で初めて発表したのである。) |
★★ドイツのシュトゥットガルト・インターコンチネンタルホテルでの話パート2★★ 部屋に入るとどうも匂う。 自分のウンチをパンツにでもつけてしまったかなと、 トイレに入りズボンをずらしてみるが、わが輩のものではないらしい。 いすの横の当りから臭いがやってくる。 カーペットの上に小さな犬の糞がついているではないか。 すぐに靴の裏を見るとまだ残骸がある。朝の公園の散歩で拾ったものか………。 ドイツ人はペットを大切にし、旅行でも一緒に連れてくるので、 当然ホテルの部屋にも寝泊まりする。 そういえば仲間の一人がカーペットが犬の毛だらけだといっていたのを聞いた。 ひょっとしてその残骸か。 |
★★ホテル朝食での話★★ 各ホテルの朝食はすべてバイキングであり、ルームNOをつげるか、 食後にサインをするだけで自分かってに好きなものをとればいいのである。 ただ、日本食はないが、単身赴任生活でパン食に慣れていたせいか全く苦にならなかった。 インターコンチネンタルホテルでのことであるが、 隣の太ったアメリカ人らしいおばさんから声をかけられた。 「Did you come from Carifolinia?」 「No,I came from Japan.I am Japanese.」 と答えたが、眉が薄いから中国人に間違われたのか、 それとも一人で食べていたせいなのか。 過去の経験でもこんな経験は多い。 喜ぶべきなのだろうか。 |
★★コックピットの話その1★★ 今回の旅行では、全日空の方とご一緒した。 たぶん最初で最後の経験になるだろうが、 その方がコックピットを見せていただく機会を与えてくださった。 操縦室に入って180度の視界とハイジャックの時を思い出し、 妙な緊張感があった。機長と副機長、年齢差20歳ぐらいあったろうか。 操縦室は機長と副機長の席、その後ろに空席が二つ、 この室へ他に人が入っても立っていなければならない。 想像していた以上に狭い。 自動操縦から手動に切り替え、機長自らが手動による操縦をしていただいたが、 レーダーを見ていると、コースをどんどん外れ、 揺れと機体が傾いていることがすぐ分かる。 シベリア上空を飛んでいる関係から、 余り外れるとすぐロシアの航空管制塔から指令が入ってくるとか。 自動に切り替えるとすぐに水平飛行・安定的な飛行状態となった。 |
★★コックピットの話その2★★ 機長に2つ質問をしてみた。 Q:機長は飛行時間どのくらいですか。 A:1万5千時間を超えたところで、 2万時間を超えれば表彰されるのですが、 後3年で定年ですからもう達成はできません。 今後もこの2万時間を超える人は出ないでしょう。 Q:エアーポケットというのは予測できるのですか。 A:できない。ただジェツト気流のラインには大体あるが、 通ったとしても全く問題無いこともある。 飛行中特に注意しているのは積乱雲であり飛行機の最大の敵である。 |
★★金属探知器での話★★ 団体で海外旅行するとかならず一度はブザーを聞くことになる。 今回の旅行でも3度ブザーを聞くことになった。 @成田空港、Aバーゼル空港、Bパリ空港の3箇所である。 成田とバーゼルはどういう分けか同じ人で、一度目はフィルム、 二度目は電卓であった。 パリ空港の金属探知は最悪でありました。 先ほどの方とは別の方だったのですが、なんと8度も鳴ったのである。 鳴るたびに思い当たる金属製のもの、ペン、ライター、 財布と出していくのですが、残念ながらブザーは鳴り止みません。 日本への帰り便ということもあり、さすがにご本人も冷や汗物であった。 鳴るたびに混乱は増し、注目の的になるわけだ。 昔は服を脱がないといけない場面もあったそうですが、 結局サングラスだったのだ。 |
★★飛行時間と燃料の話★★ 25年前にもヨーロッパ旅行に出かけたことがある。 その当時は南回りでシンガポール等途中数箇所に寄港し、 燃料を補給しながら目的地のヨーロッパまで、飛行時間は24時間、 まる一日飛行機の中での生活であったが、 まだ若かったのでほとんど苦にはならなかった。 今回のヨーロッパ旅行は、シベリア上空を通って、 飛行時間は12ないし13時間、燃料補給のために寄港することも全くない、 隔世の感がある。 では、10時間以上飛行するための燃料はどうしているのかというと、 全日空の方の話によると、 羽の部分も含めてドラム缶で何百本と積載しているとのこと。 実を言うといまだに飛行機が浮上することがうまく理解できていないのに、 さらに驚くこの返答だった。 墜落した時にすごい勢いで炎上する意味が納得できたのである。 |
★★バーデンバーデンパート1★★ 日本で言う温泉街だからという訳ではないが、やたら日本の女性が多い。 この地方には、カラカラ浴場とフリードリッヒ浴場がある。 二つの浴場とも混浴である。 残念ながら、カラカラ浴場は海パン着用であり、 その海パンを当地で買えば40〜50ドイツマルクする。 私はスッポンポンでいいフリードリッヒ浴場に入湯した。 湯温は38度程度であり、日本人の私にとってはとても寒かったのである。 入り口は違うが、中で混浴となるのである。 ドイツ人夫婦が入って浴室内を歩いているが、 どちらもすべてがデカイうえに見事な三段腹である。 素晴らしいスタイルの女性を期待して待つこと1時間、 ついに幻に終わりました。 入湯料金は38ドイツマルクであり、 マッサージをする場合はさらに追加料金がいる。 土曜・日曜はマッサージが休みなので念のため申し上げておきます。 そして、入湯が終わるとシャワーを最後に浴び、 毛むくじゃらのおじさんが、 後ろからやってきてやさしくバスタオルをかけてくれる。 |
★★バーデンバーデンパート2★★ ☆☆(古城展望)☆☆ 通訳兼ガイドの方に前日バーデバーデンでいい場所はないかとたずね、 紹介されたのが、 ホーエンバーの遺跡とエーバーシュタインブルク城から見る展望である。 当日朝早くタクシー2台で目的地へ、 約30分程度で到着、帰りにタクシーを呼ぶにも無理ということで、 しばらく待ってもらうことでドライバーと値段交渉した結果、 1人15マルクで話がまとまった。 史跡の中はワイン貯蔵場所に利用されている。 ワイワイガヤガヤと史跡・城跡の階段を昇っていると、 追いかけるようにドライバーが思いがけなく案内役をかって出てくれたのである。 階段は上に行くにしたがって、狭くそして急になっていた。 城は日本の城と同じように山頂に建てられ、 街の中では多くの日本人団体観光客を見かけたが、 さすがにこの穴場には誰も居ないし、来なかった。 こんなにいい展望場所は知らぬとはもったいない話である。 バーデンバーデンの町並みやライン川も一望にでき、さらに空気も最高においしかったのである。 翌日ディナーの中華料理店へ行くため、 バーデンバーデンの街を歩いていると、 昨日案内役をしてくれたドライバーが、 彼女と歩いているところにばったりと出会うことになった。 結構昨日の稼ぎが良かったのか、終始にこにこしていたのが、 印象的だった。 ☆☆(ブラームスの家)☆☆ ブラームスの家といっても生家ではない。 10年間この地に暮らしていたらしい。 ホテル近くの観光案内のパンフレットに出ていたので、行ってみることとした。 バーデンバーデン、日本でいう温泉保養地であり、 自然の緑が大切にされている。 街の中心地に流れる小川に沿って散歩道があり、川にはかもが遊んでいる。 せせらぎの音を聴き、おいしい空気を目いっぱい吸いながら、 上流に向かって歩くこと1時間程度で目的のところへ着いた。 すでに来訪者が3名、いずれも日本の若い女性たち、 JTBのガイドブックに載っていると推測される。 しばらくして、また来訪者が2名、今度は日本のおばさまたちだった。 日本の女性のパワーと 優雅な休日が羨ましくなる光景でもありました。 |
★★バーデンバーデンパート3★★ ☆☆(クアハウスと野外コンサート)☆☆ ドイツには公共の賭博場が保養地にある。 当然その中で働く人たちは公務員である。 バーデバーデンの賭博場はクアハウスというところにあり、 このクアハウスにはレストランもある。 ディナーをこのレストランで済ませたあと、 賭博場の受付へ、すでに多くの人が列をなしている。 入場のための審査受付には、パスポートが必要であり、 受付担当から英語での質問がされる。 「住所を教えてください。」、英語で住所を答えるがうまく通じない。 結局メモに書いたのである。 入場料は15ドイツマルクでカメラの持ち込みは禁止されておりました。 賭博にはルーレットとトランプがあり、 いろいろな人種の方が、いろいろな服装で賭博に興じておりました。 日本人には賭博というのはやくざの世界でありあまり馴染まないが、 他国の方はそうでもないらしい。 このクアハウスの前には広場があり、 毎週日曜日には無料の野外コンサートが開催される。 ちょうど日曜日にバーデンバーデンに宿泊した関係で、 このミニ演奏会を聴くことができた。 開始時間はその日によって違うが、この日は16時からでありました。 ホテルを出たのが少し遅かったので、一番前の席しか空いていない、 しかたなくその席へ、 クラシックには全く疎いのでただ単に聴いて頷くだけで感想はでない。 |