こぼれ話記録その2 |
★★バーデンバーデンパート4★★ ☆☆(ネオンとスキンの話)☆☆ 二つの話に全く関連性はない。 いく日かちまたの夜の町を歩いたが, ドイツには日本のように派手に輝くネオンは,歓楽街以外にはない。 通訳兼ガイドの方が言われるには、 ドイツ人は合理的な考え方をしておりムダなことはしない主義である。 そういった習慣がないことから当然投資もしないということだった。 わが日本では石油ショックの時一斉にネオンが消され, 街灯が間引かれたのであるが,今ではそんな話は昔のことのようである。 熱しやすくさめやすい日本人の性格からくるものなのでありましょうか。 地球温暖化問題でヨーロッパの先頭を切るドイツは, 90年度をベースに15%CO2削減を主張するのも頷ける話ではある。 バーデンバーデンをバスで出立して, ライン川を渡りフランスの国境を通りすぎて, フランスのストラスブルクでEUの新旧会議場等を外から見学し, またドイツのとある駅でトイレタイムがとられたときの話である。 トイレは誠に汚い。 そのトイレの中に最近すっかりご無沙汰している品物に出会った。 それは何かと言いますとスキンなのである。 スキンがトイレの中で自動販売機が据えられて売られているのだった。 確かに男の排泄物を逃げないようにするものとはいえ, トイレで売っているとは予想もつかなかったのである。 また,駅の売店では堂々とエロ雑誌が売られている, 男はこの雑誌を見て何をもようし, トイレヘ駆け込みスキンを買うという流れなのでありましょうか。 わびしきかな男の性よ!! |
★★フライブルクパート1★★ ☆☆(教会の人間の尻の穴と朝市と迷子の話)☆☆ フライブルグには天を射るような教会が街の中心部にある。 その教会の建物をよく見ていくと、 面白い部分が1箇所あると案内の通訳の方が教えてくれた。 それは時の権力者をひにくるように人間の尻の穴の像があるのである。 見事な尻の穴でございました。 この教会の周りには毎朝・朝市ができる。 野菜、民芸品と売られているが、平生にもかかわらず人の行き交いが多い。 このフライブルク市は環境都市として有名であり、 特に街の中は電車以外の車両は進入禁止となっていることから、 とても気分がよくなる。要は環境都市であり観光都市なのである。 教会の案内をしてもらう前に通訳の方に連れられ街の中を案内してもらった。 この街は昔城壁の中にあり、 その作りを生かしていることから路地が非常に狭い。 グループの10人が長い列で連なっていたところ、 先頭が路地を曲がってほんの数分だったのであるが、 後方者が先頭を見逃しいい年をして迷子になってしまったのである。 後方者いわく「突然に消えたと」。 |
★★フライブルクパート2★★ ☆☆(ゴミと落書きの話)☆☆ フライブルクはヨーロッパでも有名な環境都市である。 街を歩いていてもほとんどゴミがない。 カン・ビン、生ごみ等が見事に選別・収集されリサイクルされている。 ダイオキシン排出の関係から一切焼却はしない。 1990年一市民当たり543kgから1995年280kgに半減している。 増え続ける日本のゴミ事情とは数段対策が徹底している。 画像にあるように、 街の中には大きな分別収集用の鉄製のゴミ箱がいたるところに見られる。 さらに徹底しているのはゴミを腐敗させ、 発生する腐敗ガスにより温水・電気を同時に作るシステムも採用されている。 昔あった城壁内への車の進入は禁止となっており、 その代わりにカラフルな電車が3分おきに通る。 環境都市フライブルクは、 21世紀にふさわしい都市作りにチャレンジしているのである。 また、ドイツ車はできるだけゴミをださないよう 再利用を考えた部品作りがされている。 話は変わって、私は旅行の朝にはかならず1時間程度の散歩をした。 これだけ環境問題に取り組んでいる都市フライブルクの 意外な一面を見ることができた。 それは、 跨線橋のしたの壁に多くのかなりセンスのいい落書きが 見られたのである。 自動車道が発達しているドイツには跨線橋は多くある。 バスの窓からも確認できたが、そのすべてにゴミ、ゴミ、環境、 環境を皮肉るかのように落書きはあったのである。 |
★★モンブランパート1★★ **高山病** モンブラン観光に195SF支払って出かけた。 アルプスの山々を眺めるため,ロープウェーを一度乗り継ぎ, 3825mのエギュイーユ・デュ・ミディ山頂へと昇った。 観光客はアメリカ人と韓国人と日本人ばかりである。 ここでは,人を押しのけ, どんどん進む韓国人のマナーの悪さに驚かされていたのである。 ロープウェーから降りると同時に夢遊病者のごとくなってしまった。 日本人ガイドの話ではそのまま倒れてしまう人がいるとか。 とにかく動けばフラフラするのである。 これは脳に酸素がいきにくくなるため, 一時的に酸欠状態になるいわゆる高山病ということであった。 フラフラしながらも天気は最高で山頂からの展望は最高だった。 この爽快な気分はここに来た人しか味わえないものであり, どんな表現をしても伝わらないのかもしれない。 ガイドさんからこんなにいい天気は年に二三度ということであり, 幸運な一日に感謝したのでありました。 |
★★モンブランパート2★★ **ミネラルウォーターの話** フラフラの状態でロープウェーから降りる。 みな人のことより自分がどうなっているのかという不安が先になる。 少し歩くとまた立ち止まり,といったことを繰り返していた。 しばらくして空気になれてきたころ,どうも水のこぼれた後がある。 そのこぼれた後をたどっていくと、 団長のショルダー袋がビショビショになっているのに気づいたのである。 海外旅行をするとヨーロッパでは水が硬水で日本人のお腹にあわないため, 下痢を起こす人がたくさんいる。 そこでミネラルウォーターを買うのであるが, これにも種類があり,ガス(炭酸)入りとノンガスのものがある。 団長は間違ってガス入りを買ってしまい, まだ,だいぶ残っていたためそのまま登頂にも持ってきたのだった。 |
★★パリの話★★ **TGV(フランスの新幹線)** ジュネーブからフランスのリヨンまでフランスの新幹線, TGVに乗車,乗車の前にジュネーブの駅では、 日本人客ばかりが両替のためズラリと並んでいた。 フランスの鉄道で驚いたことが二つある, 日本のJRと極端に違うから余計にきわだった。 その一つは発車のベルもならないしアナウンスも一切なく時間通りに発車する。 着いてもアナウンスもない。 また,切符を買ったら終わりで改札は自分で行うだけである。 **ジプシーと泥棒の話** パリでは三越,シャネル,ルイヴィトン, クリスチャンディオールの高級ショップに案内されたが, ここもほとんど日本人,ぜにぜにの日本人ばかりが立ち寄るから, 高級商品が中級になったとは世界のもっぱらの常識であるとか。 この高級店の前にはジプシーが物ごいをしていた, それも子供と一緒にである。 日本のホームレスの人たちはここまではしない。 戦後生活がまだ安定しないころ, 乞食と言われていた人たちがいたが・・・。 パリで驚いたことがもうひとつあった。 やたら泥棒が多く日本人は特に狙い目らしい。 盗難よけに日本では自転車やバイクに輪の施錠をするが, パリではそれが並の太さではない, それこそ3倍も4倍もあるようなものであった。 日本のぐらいだとすぐペンチで切られてしまうらしい。 |
★★ただの雑談★★ ドイツには16の州がある。 ヘッセン州の州都ヴィースバーデン市にある マティアカーの泉「とにかく緑に囲まれとても気分がいい」 マティアカーの泉のところにある、カルチャーセンター。 「日本のカルチャーセンターを想像するとあまりにも大きくどちらかといえば 美術館のよに見える」 カルチャセンターのすぐ横には、この建物がある。カジノなのである。 「文化と遊び場所とが同じというのは、日本人の感覚では? 合理的なドイツ人の考え方といえるのかも」 ドイツの高速道路アウトバーンで移動、時速制限無し、 バスは100km/時 「4レーンあり、一番左端のレーンの車は早いし、 車間距離をとにかく余りとらないので、乗ってる方ではとても気になる」 ヴィースバーデンの町並み、空襲を受けていないので 昔の建物がそのまま引き継がれている。 「落ち着いた安心できる町並みといった感じである。」 あるホテルの部屋のスイッチ 「型が大きく何かしらとても人にやさしい気がした。 年をとったせいなのだろうか」 同ホテルには拡大鏡があった。 「本当に年よりにやさしいが、女性には少し厳しいかも、 なぜドイツのホテルに拡大鏡があるのか定かではない」 カルチャセンターの中にあるレストランで食事をとることとなった。 ドイツ人も含めヨーロッパの人たちは食事の時間を大切にする。 こんな建物の中でゆったりと昼食に時間をかける。 それも昼食で1時間、 夕食というより晩食で2〜3時間、それもスタートが7時や8時、 いかにこの時間を大切にしているかがわかる。 日本ではとても考えられない。 私などはせいぜい5分程度で、 ただひとり会社の食堂で黙々と食べて終わりとなってしまう。 最近よく言われるゆとりと豊かさなど生まれるものではない。 フランクフルトのホテルトイレ、 男子用のトイレの小用箇所の高さが、日本人それも短足の私には、 とても高く、何か私自身が子供になってしまったと感じたのでる。 ゲーテの家の中ではカメラのフラッシュ撮影は禁止である。 4階まであるが、各階に監視員がフラッシュ撮影に目を光らせている。 私一人がデジカメを持っていたので、このように撮影できたのである。 「ゲーテの家」を見た後、土産物タイムということで、 免税店ということで三越に案内されるが、高くてとても買う気にはなれない。 どうも旅行社の策略か。時間がたっぷりあったので、 街をぶらぶらと散歩してみた。 インターコンチネンタルホテル前の公園: ホテルロビー集合の一時間前に一人で散歩 ドイツは外国人が散歩しても安全面ではOKということで毎朝散歩をした。 ただし、東ドイツはこの限りではない。 ドイツ人が緑を愛していることは上空から下をみればすぐ分かる。 季節的なものかもしれないが、 花については公園を見る限りその印象は受けなかった。 |