今週のおすすめ本 |
ブック名 | 心のウサが晴れる本 |
著者 | 斎藤茂太 |
発行元 | PHP文庫 | 価格 | 490円 |
チャプタ | プロローグ @仕事の「ウサ」の晴らし方 A人付き合いの「ウサ」の晴らし方 B夫婦の「ウサ」の晴らし方 C人生の「ウサ」の晴らし方 D親子の「ウサ」の晴らし方 |
キーワード | 前向き、本人次第、メモ魔、自己投資、好奇心 |
本の帯 | 仕事、人付き合い、夫婦、親子・・・、人生のあらゆる局面で 「心のウサ」はつきもの。 そんな時、お酒とグチばかりでは自分の心をごまかすだけ。本当にウサを 晴らすには、現実逃避をせずに、鬱々とした今の環境からパッと飛び立つことが大切。 |
気になるワード ・フレーズ | ・生き甲斐というものは、本人の心から出るものであり、心に余裕と活力を与えさえすれば、 どんなに仕事をしても生き甲斐はあるものなのだ。 ・協調性のあるなしを発見するために、自分の言葉のつかい方を振り返っていただきたい。 「しかし」「ですが」という言葉を頻繁に使っていないか。 ・遊び心を持った人というのは、1つの世界だけでなく、いろいろな世界を持っている人とい うことである。たとえば、好奇心が強く新しい店を開拓するのが好きだとか、自分の仕事と 関係ない人脈を持っている人なども遊び上手といえよう。それが心の余裕となって 仕事に反映されるのである。 ・女の直感はもともと鋭い。それが経験によって、さらに磨きがかかる。恐るべきは女の 直感である。 ・妻にしてみれば、子育て、家計のやりくり、舅、姑の問題など、どうしても心安らかならざる 事態が多く出現する。疲れているのは夫ばかりではない、妻もけっこう、神経をすり減らしている のである。妻のグチに一応耳を傾けてやることが、妻に対する最大のサービスといえる。 ・楽しく生きるも、つまらなく生きるも本人次第である。 ・私たちは、ふだんのあくせくした生活に押し流され、日常生活の中での新鮮な感動を失いが ちである。というより、自ら感動することを拒否しているともいえよう。感動を得られるか、 得られないかは、自分の心の持ち方次第なのである。 ・自分の心を正直にありのままに文章や歌や俳句にすることによってどれだけ心が軽くなることか。 ・いくつになっても自己投資は忘れたくないものだ。それがあなたを長生きさせる秘訣である。 ・新たに発生した環境にさからわずに適応すること。何事も楽しく考えればいい。 ・楽しく生きるも、つまらなく生きるも本人次第である。 |
かってに感想 | 茂太流ウサ晴らしのノウハウ本である。 久しぶりに茂太先生の本を読んだ。 ちょっとしたノウハウを知りたい時、ヒントを得たい時に読む。 筆者の作品は、過去何冊も読んできた。 今回の本は、92年第1刷で、01年4月で46刷目だから、よく読まれていることに間違いない。 というか、「憂さ」をおためになられている方がいかに多いかということだろう。 なんとなく頭に残っているフレーズが出てくるから、ひょっとして読んだかもしれない。 でも「藤佐(とうすけ)文庫」の中にはないから、たまたま同じフレーズだったのかもしれない。 なぜ読みたくなるか、それはいつもそうなのだが、気軽に相談にのって欲しい時に、 その問いかけに応えてくれるようなものなのだ。 「ウサ」「憂さ」ならまだいいが、この憂さが晴らせないまま、「うつ」へと移行する人が 結構多いのではなかろうか。 世の中には、このノウハウ本を嫌う人は、結構いる。 私の場合は、全部が使えるノウハウとは限らない。せこいかもしれないが、 もらえるノウハウはもらってしまおうというのが、私の考えなのだ。 どちらかいうとチャッカリ屋なのである。 具体的には、仕事、人付き合い、夫婦、人生、親子についての、「うさ」の晴らし方。 基本的には、「憂さ」があればためずに解消することであり、前向きにものを考えることであり、 とにかく動いてみることであり、本人次第のようである。 いつものことなのだが、ノウハウ本は、自分がいま一番気になっているところから、 読めばいいのである。 私の場合、「人生」である。 人間を50年もやってくれば、いい加減には、いままでの自分の人生はなんだったのか、 考えてみたいというのが人情というものである。 と言って、簡単に答えなんか見つかるものではないが、まあぼちぼち行こうかというところかなあ。 今回は、気になるフレーズより、気になる表題の気になるキーワードがあれば、それからヒントを得て自分で 実行してみたいのをとにかく見つけたかった。さてさて、どうなったかは、後の楽しみというもの。 |