少年クラブ記録
(ネーミング)★★五右衛門風呂★★
(コメント)
▲江戸時代の大盗賊、石川五右衛門の釜茹での刑から来た名前のようである。
▲いまのように、ホーロー風呂全盛期になる前の一般家庭の風呂はこれである。
▲くどに薪を入れ、釜の底から沸かす。
▲沸き上がった後、釜に入るとき、底ぶたを入れないととても熱くて入れないのだ。
▲容積からいっても二人一度の入浴もむつかしかった。
▲注意しないといけないのは、くど側には熱くて背中がつけられない。
▲この風呂ばかりに入っていると、旅行先などで大きな風呂に入ると、すごい開放感が味わえたものである。


(ネーミング)★★いなご★★
(コメント)
▲稲の穂に実が入り、垂れ下がる頃、虫がやってくる。
▲この虫が大量に発生すると、米の収穫高にも影響していたのだ。
▲米の収穫時などに捕らえては、佃煮にして貴重な蛋白源としていたのである。
▲酒のつまみにして、その香ばしさと歯ごたえを楽しむようである。
▲われら少年隊は、稲穂が垂れ下がる頃に、穂につかまっているイナゴを見つけては取っていた。
▲そして、取っては、草に通して数を競っていたのだ。


(ネーミング)★★冷やし飴★★
(コメント)
▲夏の飲み物である。
▲生姜がすり込まれていたので、少しクセのある味だった。
▲でも口の中に後味が残らないから、実にさわやかな味だった。
▲実に簡単な製法であったようである。
▲水飴を溶かして冷やし、その中にしょうがの汁が入ってるだけなのだ。
▲夜店で売られていたような気がする。
▲風邪を引いたときに、喉にいいといって暖めて飲んでいた記憶もある。

(ネーミング)★★シャボン玉★★
(コメント)
▲シャボン玉液が売られていたわけではない。
▲固形石鹸を水で溶かし水溶液を作るのだ。
▲ストローにその水溶液をつけ吹く。
▲ゆっくりストローを吹くと大きな球のように膨らんで、ストローから、シャボン玉が離れていく。
▲風に乗ってふわふわと屋根より高く、そしてまた降りてくる。
▲ストローを速く吹くと、シャボン玉は小さく、多くのシャボン玉がふわふわと・・・。
▲シャボン玉に光が当たって、虹色が浮かんでくる。
▲いまこのフレーズを考えただけでも、とてもメルヘンチックに思えてくる。


(ネーミング)★★ひょうたん★★
(コメント)
▲豊臣秀吉が千成瓢箪を幸運の旗にしていたような気がする。
▲ひょうたんに水を入れたり、酒をいれたり。
▲自宅で栽培し、収穫したひょうたんの中身のたねをぬく。
▲このぬき方はインターネットで検索すると、腐らせてぬくようです。
▲そして、天火で乾燥させる。
▲ひょうたんの表面に絵を描いたり、色をぬったり。
▲大小の形を組み合わせて、艶だ形だを自慢するようです。



(ネーミング)★★南京豆★★
(コメント)
▲ちまたではピーナツとかいっております。
▲いまどきの方は、めんどくさがりやが多いので、こんな殻付きのは食べません。
▲殻を割って、さらに皮をむぐ、ただこれだけの作業なのですが。
▲殻のわれる音が、小気味いいと食べ味も最高になる。
▲ついついまたひとつまたひとつと食べ過ぎてしまう。
▲食べ過ぎると、鼻血が出るなんて言っておりました。
▲そういえば兄が食べすぎてよくだしておりました。鼻血を・・・。 これが原因ではなくて、やはり若かったからでしょうか??
▲鼻血が出ると、チリ紙を鼻に詰め、首を後ろに折り曲げて、その後ろ側を盛んに叩いていたようでございます。



(ネーミング)★★はじき豆★★
(コメント)
▲<<はじき豆>> 厳選された蚕豆を水洗いし、一日一回京の清水を打ち水し、 発酵させて煎り上げた香ばしい昔懐かしのはじき豆です。
子供の頃、お守り袋のような布袋をお母さん作ってもらい、 その袋にはじき豆を腰にぶら下げ、 海水浴でおやつとして食べた懐かしい豆さんです。

▲YAHOOで検索すると、京菓子の中に、上記のように書いてある。
▲蚕豆なんてのがわからない。
▲そんなことはどうでもいいとして、この豆が実においしいのだ。
▲豆の割れた部分から皮を手でむいて食べる。
▲割れている豆はいいが、割れていない豆が困る。歯で割るのだが実に固かった。
▲もちろんいい具合に皮が取れた豆の実においしいことったらありゃしない。
▲最近はあまり食べなくなったが、私の口はその味をいまでも覚えているようだ。



(ネーミング)★★さとうきび★★
(コメント)
▲最近でこそ、近所で栽培しているところは見当たらない。
▲わが少年時代は、さとうきび畑なんてのがありました。
▲その栽培している家に行って何本か分けてもらっていたのである。
▲いまのように豊富に菓子がない時代、駄菓子程度しかない時代。
▲貴重な果物?だった。
▲適当な大きさに切ってもらい、皮をむぐ。
▲むいだ部分をしゃぶるのである。実に甘い。
▲甘いはず、黒糖の原料です。
▲そのおかげで虫歯ができすぎたのかも。
▲もちろんしゃぶった後の繊維質は食べれません。



(ネーミング)★★へちま★★
(コメント)
▲へちま、長細い実。
▲この実から、へちま水を取っている風景もみられました。
▲採取するのは、へちまの茎を切って、一升瓶にとっていました。
▲インターネットで検索すると、中秋の名月の頃から採取が始まるそうです。
▲へちまにはほかにもこんなことに使われていました。
▲たわしです。
▲両端を切り落として、水に一週間ほどつける。
▲すると、皮がはがれ、水に洗って日陰乾しをすると、たわしのできあがり。
▲いまではナイロンタオルに変わられていますが。
▲健康たわしになり、やりだしたらやめられない。もっとも、母にこのたわしで背中を洗われると、 痛がって逃げていたことを思い出します。



(ネーミング)★★ふうりん★★
(コメント)
▲昔は、暑さを気分でまぎらわすためにいろいろ工夫していた。
▲出窓にすだれをして陽射しをさえぎる。
▲そして、出窓のところにこの風鈴なるものをぶらさげる。
▲暑い暑いと団扇を持って扇ぎながら。
▲出窓のところにすわる。
▲わずかではあるが、微風が吹き、風鈴がなる。
▲その音を聞いて、涼しくなったと思うのだ。
▲道路はアスファルト、車はクーラーの排気熱と排気ガス、 ヒートアイランド現象とかで、クーラーや扇風機がないとどうにもならない時代だから、 そんな風流なんてというところだろうか。
▲とはいえ忘れ難く、秋の鈴虫のような音がたまらないのだ。



・少年クラブアラカルテへもどる