少年クラブ記録 |
(ネーミング)★★花の首かざり★★ (コメント) ▲「花咲く乙女たちは花咲く野辺でひなぎくの花の首かざり」 ▲タイガースというグループサウンズの唄があった。 ▲女の子達は、野に咲くクローバーの花で首かざりを編んでいたのだ。 ▲独特の匂いがする。 ▲手軽に作る野の花の首かざり。 ▲質素で可憐さを漂わせ、清楚な・・・。 ▲きんきらばかり目立つ昨今のダイヤ・金の首かざりではない。 |
(ネーミング)★★肝だめし★★ (コメント) ▲夏になると、習字教室をしている寺で手習いが済んだ後、寺の庭で遊ぶのだ。 ▲もちろん夜に手習いがあるため、かなり遅くなる。 ▲肝だめし、ひとりひとり順番に墓めぐりをするのである。 ▲決して気持ちがいいものではない。 ▲時には、人魂をみたりする子もいるようだった。 ▲元気がいいのは、だれかが回っている最中に、どこか途中に隠れて、おどかしたりするやからもいた。 |
(ネーミング)★★すし★★ (コメント) ▲家庭で作る「すし」にもいろいろある。 ▲手巻き寿司、巻寿司、穴子寿司、鯖寿司、いなり寿司、ちらしずし。 ▲母がすしを作るたびに、「団扇でのあおぎ役」をやっていたのだ。 ▲炊き立てのご飯を、寿司用のたらいに移す。 ▲酢とかみりんを混ぜたものを、炊き立てのご飯とすばやく混ぜ合わせる。 ▲その後、団扇で扇ぐのである。冷めるまで扇ぐので、結構つらいのである。 ▲最初は酢の匂いにまけてしまう。慣れてくるうちにここちよい匂いとなるから不思議だ。 ▲このころの役のおかげでいまだに「すし」は大好きである。 |
(ネーミング)★★水溜まり★★ (コメント) ▲金のない時代だからこそ、なんでも遊び道具になる。 ▲雨上がりの後に、できる水溜まり。 ▲学校帰りに、その水溜まりで道草するのだ。 ▲時には、水をかけっこした。 ▲ひとつの水溜まりを、隣の水溜まりとつなげたり。 ▲紙の舟を作って水溜まりに浮かばせ、風を送って舟遊び。 ▲結果は、服に泥水がかかり、母をおこらせるのだ。 ▲でもそれ以上に楽しいから、またやっしまうのだ。 |
(ネーミング)★★ビールの買い出し★★ (コメント) ▲小学生の高学年の頃、母の使いでよくビールの買い出しに行ったものだ。 ▲当時は、冷蔵庫なるものは各家庭にはなかった。 ▲酒屋には、冷蔵庫なるものがあったのだが、その中には大きな氷塊が入れられていたのである。 ▲買い物篭にビールの空き瓶を入れて、その酒屋に行くのだ。 ▲もちろんお駄賃付きだったから、素直に喜んで行ったのである。 ▲当時のビールのメーカーといえばキリン。 ▲そして、味はといえばラガーである。 ▲いまでは、覚えられないぐらいのビールの名があるが、昔は実に簡単だった。 |
(ネーミング)★★糸巻き・毛糸巻き★★ (コメント) ▲い〜とまきまき、い〜とまきまきというフレーズがある。 ▲束になった糸を、使いやすいように紙板に巻き付けるのである。 ▲その手伝いをするのだ。 ▲私が束になった糸を両手首にかけ、母が紙板に巻き取るのである。 ▲結構時間がかかるため、両腕がだるくなり、途中休憩をしながらやった。 ▲毛糸の場合も同じで両手首にかけ、毛だるまを作るのである。 ▲この毛だるまは、よく猫の遊び道具になった絵があった。 ▲もちろんこの毛だるまは、マフラーやセーターを母は編んでいたのだ。 |
(ネーミング)★★雪隠★★ (コメント) ▲雪隠、トイレのことである。 ▲夜、トイレに行くのが恐かった。 ▲小用ならまだしも、ウンチのほうはなおさら、いやだった。 ▲小学生の低学年まで住んでいた家は、トイレが共同でしかも外にあったのだ。 ▲さらに当時は、チリ紙というものはない、新聞紙を適当な大きさに切ったものを置いていたのである。 ▲ウンチの場合、今のような水洗ではないから、着水と同時にもどりがはねあがる。 ▲大雨があった翌日などに行くと最悪だった。 ▲さらに加えて、夜に便意をもよおすとさらに最最悪である。 ▲なぜ恐かったのかという、肥壷と便座との薄暗い空間から、何か手がのびてきそうな感じがしたのである。 ▲いまならそんな臭いところにいるはずがないのにと思うのだが・・・ |
(ネーミング)★★ほおずき★★ (コメント) ▲名前のひびきがいい。 ▲食べた記憶がないが、どうも食べられるものがあるらしい。 ▲その食べられることは置いておいて、ほおずきを口の中に含んで鳴らす。 ▲その鳴るほおずきを作るには、まずは、外側の袋をむぐ。 ▲中から実をとりだす。 ▲さらにその実の中(種)をつまようじのようなものですべて取り出す。 ▲穴の部分を下にして、上の歯ぐきと舌でギュッと押して音を出すのだ。 ▲このギュッという音が、たまらなかった。 |
(ネーミング)★★火の用心★★ (コメント) ▲毎年、冬になると空気が乾燥する。木造の日本家屋は火事に弱い。 ▲子供会では、夜暗くなってから、火の用心に回るのである。 ▲集合場所に、小学生の上級生を筆頭に町内会を練り歩く。 ▲「火の用心、マッチ一本火事の元」 ▲「きをつけようたばこの吸い殻」 ▲このフレーズを拍子木を打ちながら、上級生が言った後続ける。 ▲ジャンパー、マフラー、懐中電灯、手袋・・・。 ▲恐いながらも、わいわいと言いながら楽しんでいたのだ。 |
(ネーミング)★★トイレの手洗い★★ (コメント) ▲これはなかなかいきな道具であったような気がする。 ▲トイレをすませ出てくる。 ▲出てきたすぐの小窓を開ける。 ▲小窓の外に、絵の様な容器があったのだ。 ▲もちろん容器の中に水がなくなれば、人間様が補給していた。 ▲下に出た、細い金棒のようなものを、上に押すと水が出てくる。 ▲ここちよき水の流れに、ついつい余計に押してしまう。 |