読み感 |
はっきり言って団塊世代にとっては死語といってもいいだろう。 サラリーマンの定年は55歳から60歳に、さらに第二の就職で65歳となろうとしている。筆者は伊能忠敬が50歳で隠居したことを意識しているのではないだろうか。 「物、時間、情報から自由になりなさい。」いわゆる流行り言葉で言えば「人間もある時期になれば規制緩和をしなさい」ということと理解すれば、結構面白い。 21世紀は大移動の時代、自分の居場所を2つ持っているのは21世紀的な生き方。自分自身をふりかえるための自分の時間をもつためには、ごく自然に2つの住居をもつことなのかもしれない。そういった意味から単身赴任というのは、孤独感はあるが、一人の人間として過去、現在、将来を考えるいい機会なのかもしれない。 |