読み感 |
「自立,自前のライフスタイル」からかけ離れたサラリーマン,パソコンに挫折した人,マニュアル嫌いの中高年にとって,インターネットを自由に操りながら,ネット上でサーフィンできるまでに上達するには,本当にのめり込まないとできるものではない。 子供からお父さんは広島から帰るとパソコンばっかりしているとよく言われるが,残念ながらネットサーフィンではない。ホームページ作りに追われているのである。時々これでいいのかと思ったりする。 筆者が一日3〜5hネットサーフィンするというのには敬服するし,おそらく50代でネット上で頑張っている希少価値の存在であろう。21世紀の少子高齢化社会においては,社会的に自立することそのヒントがインターネットにある。 「百読は一触に如かず」「トラブルこそ上達の母」筆者作りの諺が至る所にちりばめられている。情報というものに価値観を持っている人,失敗を苦にしない人にとってはこの1冊があれば,脳が刺激を受けること間違いなしである。 一方で,とはいってもいまの50代,団塊世代は,世代名称のごとく,みんな一緒でないと不安でしょうがない,組織に忠誠なサラリーマン稼業が身にしみついていて常に失敗をおそれているし,いつまでたっても英語はわかっても英会話はできないし,情報なんてタダだと思っているし,なかなか長年の呪縛から逃れられない世代なのです。 |