いつ何が起るかわからない。 その体験談を、ご披露して、年始の禍福笑いとしていただければ..。 それは、身も凍るような昼時に起ったのであります。 忘れもしません。12月28日散歩終えて、お茶を飲んでから、 釣り友と恒例の酒を飲みに、街へ繰り出そうと思っていたのです。 2時半頃、夕方の散歩に出かけ、いつになく珍しい鳥に出会い、 帰宅したのが3時半を大きく回っておりました。 しびれをきらしたのか、家人と娘はんは、 すでに戸締まりをきっちりしすぎるほどにして、 (いつもなら、どこか一個所は開いている) 先に街に繰り出していたのでありました。 そこへタッチの差で帰ってきた私、 郵便ポストを覗き、鍵を取り出し愕然としたのでありました。 「交通安全の札」のついた鍵だったのです。 どこの戸も、窓も厳重に鍵がかけられ、壊さないかぎり、 入れないのでありました。 やむなく、車の中で待機し、家人に気づいてもらうしかありません。 もちろん一銭の金もなく、服装もトレーニング用。 しばらくして、電話が鳴りますが、もちろん出られません。 何度も鳴りますが、出られるわけありません。 だんだんと腹立たしくなります。 もし帰ってこなかったらどうするか、 そのまま飲みにいくにしても金がない。 飲みをキャンセルするにも電話をかける金がない。 金を借りても、 家人の携帯電話の番号も覚えていない。 金を借りるとしたら、あそこにしようか、 それともあちらにしようかと、考えは巡るのですが、 まあいいや、もう少し待ってみようと。 そうだ、 「俺は血圧が高いんだ、幸い電話に出ないから心配して帰って来る」 この慈愛にかけるしかないのだ。 帰って来ましたな....。 怒る元気もなく、 まだ、よくわからない愛は残っているのだと、確信したのでありました。 ****************(maki)************************************ 本人は気が付かないが、愛は海よりも深しだったりして・・・? 第三者から見れば笑いで済ます事ができるが、当事者にとっては焦るでしょうね。 しかし、まだ日中だからいいですよ。 何とか成るもんですからね。 昔の話になりますが、皆で外出して鍵を家の中に入れたままドアを閉めてしまった。 夜帰って気が付いた。あいている所は何処も無い。 仕方ないから、ガラス屋を頼んだ。 我が家のガラス戸は木製だったので、ガラス屋さんはいとも簡単に開けてしまった。 交通安全と言えば、この間実家へ行ったのだが、 途中で免許証をもっていないことに気が付いた。 取りに戻るのも面倒、びくびくしながらの往復だった。 以前、免許証を持っていないのを知りながら運転していて、帰りに検問にあった。 ちょうど義母が一緒に車に乗っていた。 警官は「ここから歩いていけ」なんていい出した。 私「はい、歩いていきます。義母は足が悪くて歩けませんので、 送っていただけませんか?」といった。警官「いいよ、乗って行って」ですって。 何はともあれ、違反しているのが判っていてやるというのは疲れるものです。 |
お正月気分も抜けないある日、いつもの通り出勤し、 朝のミーティングで夜勤者からの報告を受けた。 朝4時頃、コールが鳴ったので病室へ行ったそうだ。 そこでとんでもないものを見て、唖然としてしまったというのだ。 其処は、老いたりとはいえ女性ばかりの4人部屋。 その中の1人のベットにお爺様が下半身剥き出しにして載っていたというのだ。 お婆様は怯えている。 それを見た別なお婆様がコールを鳴らしたらしいのだが。 このお爺様、歩くのも何かに掴まらなければ歩けないほどなのに・・・ その時の状態で紙パンツだったり、オムツにしたりしているんです。 夜休む時はオムツにしているんですよ。薄らボケと言う所でしょうか? ゴミ箱にはおしっこがしてあって、 床にもおしっこが・・・滑って転ぶ所だったとか。 心なしか、お爺様のイチモツ、元気だったなんて言うんです。 今年は、お正月早々とんでもないものを見てしまった、とは夜勤者の弁。 みんなの騒ぎをよそに、ケロッとしているお爺様。頭の中どうなってんの!? それにしても、85歳ですよ。驚きました。 正月早々、失礼いたしました。 |