先日、恩師が海外の旅に出た。 息子さんがハワイで挙式をあげたのだ。 初めての海外旅行である。 海外旅行での土産話にはかならず出てくるものがある。 そう、金属探知器による検査である。 恩師も見事に、音を出された。 それは何か、「南天喉飴」で、 不思議と思われるだろう。 銀紙で包まれているからなのだ。 行きは、それを出して二度目に通りOKだった。 帰りには、 それを思い出して、 あらかじめポケットに入っていた件の飴を出そうとしたら、 「いいからすぐ通れ」と言うので、 (英語がわからないので、たぶんそう言ってるだろうと思ったのでありますが) くぐったのでありますが、モチロン、ブザーが鳴りましたよ。 そしたらね、あちらは厳しいですぜ、すぐ犯人のごとく、 別のところへ連れて行かれて、訳の分からない言葉をあびせられて、 全部チェックされたそうであります。 まあ裸にまではされませんでしたがね、(じじいのはだか見てもね) みなさんもくれぐれもご注意を。 まだありました。面白い話。 教会で結婚式をやったわけです。 そしたらね。御本人たちだけならいいのですがね。 結婚証明書みたいなものに、署名をすることに相成ったわけです。 両家の父親がね。ソンナコト恩師は聞いてないよ!で... まずは新郎の親として、一瞬、日本語で書こうと思ったらしいのですが、 結局、英大文字で書いたわけですなあ。 そして、次に新婦の海外慣れしたおやじさんは、さらさらとイタリック体と 申しましょうか。流れるような字を書かれたわけです。 その字を見て、新婦が言いました。 いやいや違う、「神父」が言いました。素晴らしいなんてね。 恩師はね。日本語で書けばよかったと、悔やんだそうであります。 そして、 無事日付変更線を越えて、帰られたのですが、 老いぼけはあっても、時差ボケはなかったとか。 一方、奥さんは帰ってから眠れなくなり、 困ったとのことでございました。 恩師はもう二度と行きたくないと申しておりました。 でもねえ、奥さんは、「是非来年も行きたい」って申したそうであります。 早速、来年に向けて恩師は、国内旅行で金を遣わせて、 海外に行かせないようにしようという作戦を実施したいとのことでした。 やはりいずこも女は元気ですなあ。 |
たこと言っても食べるたこではない。 先々週から、足の指と指の間が痛かった。 まあそのうち治ると思って放っておいたのだが、 一向に治らず、どうなってると、家人に件の足を見せる。 どうも、「たこ」らしい。 家人はこの道、たこ、魚の目では権威であるのだ。 家人のご指導により、すでに買っていた市販の吸出し薬を、 患部に張り、テープで止める。 一週間、たって患部をみてみると、見事にたこが真っ白になり、 真ん中の目のようなものがぽっくりと取れた。 年を取るとできなくてもいいものがいろいろとできるものだ。 その点、我家にはその道の心強い助っ人がいるようなので一安心である。 |