******こうもり事件*******

7日の水曜日に事件は起きた。この日、私はもちろん広島、
飲んでちまたをうろうろしていました。
夜うろうろするのですから「こうもり的行動」と言えば、そのようです。
翌日、家人からの着信を知り、折り返し電話して、その事件を知った。

侵入者は、我が家の2階、1階と飛び回り、やっと1階の客間に閉じ込めたという。
「こうもりバスターは早く帰り、退治せよ」との指令が出たのだ。
もちろん家人は、パッチワークの友人、すでにこうもり舘経験者から、
「餓死」作戦についていろいろ情報を得ていたようで。

これにより、家人は、
侵入口と考えられる場所をふさぐ「閉じ込め作戦」を展開していた。
早速、金曜日の晩、帰宅した「こうもりバスター」、出番を待つ。
天井あたりで音がするたびに、2階に上がるが、その姿はない。

そのたびに打ち落とすべく、万全の準備をして、
要は箒を持って上がり降りするのだが、
クーラーをかけていないため、汗だくになるのだ。

結局、金曜日も、土曜日も捕獲退治できずに、無駄に過ごしてしまった。
われ「こうもりさん、危害加えないからもうこのまま作戦は終了しよう」
と言ったのだが・・・。
さらにわれ「盆に娘が帰る、娘に権限を委譲したい」と申し出た・・・。

作戦隊長は、
「いまだ、作戦はまだ続いている、娘は騒ぐだけで何の役にも立たない」
と私の役割を十分に認識しているようなのだ。
うれしいかぎりである。

ということで、わたくし、盆に帰っても、作戦を続行しなければならない。
という重大な任務はいまだ残っているのだ。

そこで、情報収集作戦に打って出た。と言っても、インターネットで、
「こうもりさん」について検索してみただけなのだが・・・。
このマル秘情報を以下特別公開しよう。

意外な事実を知る。幸福の鳥で、益鳥だとはねえ。
加えて糞も使えるんだって・・・・。

*********************つづき*************************

その結果、
今週盆には、警戒態勢で万全の準備をしていたが、
ぴたりと音がしなくなってしまった。
ひょっとして天井裏で、ご臨終されているのだろうか。

*********インターネット検索結果*********************

コウモリは、蚊や蛾などの農業にとって害となる昆虫をたくさん食べてくれるため、
人の役にもたっています。
昔、アメリカの西部開拓時代には、
その土地を切り開く前にコウモリ塔を建てコウモリのすみかを増やし、
蚊を少なくしてから開拓を始めたそうです。

<コウモリの糞>*****

群で生活しているコウモリのねぐらにはたくさんの糞が溜まっています。
この糞がつもったものをグアノと呼んで、上質の肥料として昔から利用されてきました。
昆虫食のコウモリの糞であるグアノは、窒素分を多く含み、よい肥料になります。
昔は日本でも利用されていたそうです。
東南アジアでは今でも利用されています。

<コウモリはおめでたい動物!?>

コウモリは「蝙蝠」と書き、中国では幸福を呼ぶ縁起の良い動物とされています。
そのため調度品や食器、
扇子や服の模様にコウモリがデザインされたものがたくさんあります。
中国文化の影響を受けた日本でも、コウモリは縁起の良い動物されていました。



******真夏の恐怖体験*******

私の勤務先での話。
私の事務所は、7階にある。
その日もいつもどおり、食事を済ませ、1階からエレベーターに乗る。

7階のボタンを押す。他の二人は、8階を押す。
1階、2階、3階、何事もなく、スーットと上がる。
そして、次の階へと上がっているかと思っていたら、
突然、止まり(やばいこのまま落ちるのか)
半階ほど落ちて、ボタンを押していない、3階に止まった。
そして、ドアーが開いた。

3人とも顔を見合わせて、そそくさと降り、
お互いが「おおやばい、このまま閉じ込められるかと思った」と言いながら、
それぞれの階まで、歩いて上がったのでした。
真夏のとても涼しい体験でした。



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