*********わが庭のいきものたち*********

一戸建てに住むと、庭でも家の中でもいろいろな生き物にでくわす。
わが庭には、8年もののトカゲが生息している。
いつぞやは親子で
塀の上を歩いていもうした。

ヘビさまもときどきでてくる。
家人は爬虫類には弱い。
いつぞやは
そのヘビが庭に出現したとき、家人は急いで玄関を閉めた。
そのタイミングが悪かったよかった??。
その閉めた戸にヘビのくびを 挟んでしまったのだ。
おおさわぎおおさわぎ、わたくし深く合掌して、ヘビを水葬いたしやした。

また、いつぞやはヤモリが出現、
私「やもりは家の守り神だからほっておいたほうがよいと」
わけのわからないことを言ってほっておいた。
私の留守中にまた出現し、あえなく家人に捕まり放り出されたのだ。
いずれ私もその運命か??

またいつぞやは、(昨年の話)
二階のトイレに生き物がバタバタと飛んでいると。
息子の女がトイレに入っていると、やおら便座の下あたりから、
何に驚いたのかバタバタと飛んで出ていったらしい。
わたくし、侵入個所をいろいろ探してみるが、結局わからなかった。
しばらくたったある日、今度は娘がトイレで大騒ぎ、
幸いその時は私は不在、
便槽にコウモリが死んでいたのでした。
この方がホシだったのです。
家人が勇気をもって水葬いたしやした。

またいつぞやは家人が庭に出て珍奇な動物と目が合った。
相手もこれにはかなわないと、そそくさと逃げたとさ。
どうもいたちでござんした。

またまたいつぞやは温水器の裏側てに死骸が有りもうした。
猫どのの干からびた死体だったのだ。
ここが最期の時を迎えるのにちょうどよかったのだろう。
私、合掌し、水葬いたしやした。

猫畑でささやかな野菜作りをしていると、はっぱに白い軌跡をつける 生き物がいる。
ときには逃げ切れずに葉の裏にいたりする。
ナメクジさんである。
あまり葉っぱが食べられるので「ナメキール」 なる薬の錠剤をある日まいておいたら、翌日わんさかナメクジの 遺体がころがっていた。
わたくし、最初数を数えていたが、30を過ぎるとカウントにいささか 不安をきたすため、やめました。
こころより深く合掌し、水葬いたしやした。





**********半尻*********


いつもの連中と大衆酒場で飲んだ。わがチームは、5人。
30代一人、残り4人は50歳前後の完全なおじさん。
私たちの向かいのテーブルは、予約席となっていた。

おかみの話によると、若きグループの予約らしい。
最初に来た幹事とおぼしき、モデルのような女性
おじさんたちは、さらなる期待をしておりました。

残念ながら、男女半々のグループでした。
だがだがよくみると、向かい側に坐ってこちらに背を向けている 女性のかっこうがどうみてもおかしいと思うおじさんたち。

半尻状態(尻の割れているのが出ている)、
酔ったおやじたちは逆セクハラだとのたまうが、
当の御本人は、ファッションだからと気にする様子がない。
それでもあまりしばらくおやじたちが言うので、声が聞こえたのか
短いシャツを引っ張る所作をするも、どうなるものでもない。
ジーンズ自体が腰の部分までいかないものだから、 どうにもならないのでありました。
男どもおやじどもにとっては、厳しいがまんの飲み会となりもうした。




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