**********お持ち帰り**********


5月の連休以後、娘と話をしたことがない。
用事がない限り、わが家人も電話をすることはない。
どうも久しぶりに娘から興奮した声で電話があったらしい。

感激のあまり電話をしてきたというのである。何に感激したか。
6月から彼女はコンビニでアルバイトを始めた。
そろそろ店にも慣れ、賞味期限切れのものを「お持ち帰り」するように なっているようだ。

この「お持ち帰り」品に「新発売の鰻丼」が・・・。
それもお値段は680円、ついでにサラダともろもろ豪華版コンビニ 弁当・・・。
それを食した「感激」を興奮して伝えたかったようでして。

それに比べ単身赴任の私の晩飯の貧相な事よ。
私もコンビニでアルバイトしようかなって思ったりして・・・





*********サバイバル*********

同窓会と言っても、私の話ではない。
義父の話である。70歳を過ぎていらっしゃる。
実に元気、町内会の世話と、会社のOB会の世話をしている。

それこそ八面六臂の活躍をされている。
その義父に高校卒業から50年以上過ぎた先日、同窓会があったのです。
卒業して20・30年は可愛いもの。
このあたりの年頃になると、ようはだれが生き残っているか。

つまり、同窓会での再会を楽しみにして集まるわけではないわけで、
いいようにいえばサバイバルゲームに勝ち、
それなりにいえば、 だれが現世にしがみついているかということらしいのです。




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