今週の気まぐれ本

 

ブック名

人生は凹凸だからおもしろい<その1>

著者

桝野俊明

発行元

光文社新書

価格

900円(図書)+税

チャプタ


@不完全をよしとする「禅」に学ぶ
A日本の文化は凹凸を肯定してきた
B食も、健康も、死に方も、「足る」を知る
C人生は凹凸だからおもしろい
 

キーワード

試練、不均斉、じねん、見え隠れ、脱俗、紹鴎、珠光、一休、不確実さ

 

本の帯(またはカバー裏など)

逆境を乗り越えるための「禅」の作法

かってに感想(気になるフレーズ)



「禅」わかっているようで、もやっとしている。
それをわかりやすく、そして行動しやすく。
「禅即行動」できそうでできない、即動くこと。

「試練(苦境、難局、岐路・・・つまりは『凹』)は怯んだり、怖れたり、避けようとしたりせず、真っ正面から受けとめなさい」
「禅の不均斉の美とは想像力によって感じとる美しさである」
「『自然』はしぜんではなく、『じねん』と読みます。たくまないというのがその意味です」

「見え隠れすることによって、想像力が刺激され、景色がさまざまに変化するのです」
「枠にこだわることなく、自由でいる姿が脱俗です。それを体現しているのが・・・布袋さんかもしれません」
「利休の師にあたるのは竹野紹鴎」

「紹鴎は村田珠光のもとで茶の湯を学んでいた」
「珠光は、一休さんのもとで参禅し、禅僧になった人です」
「こちらの思いとはかかわりなく、聞こえたり、聞こえなくなったりする、その不確実さにわび、さびの風趣がある」