今週の気まぐれ本

 

ブック名

宇宙の奇跡を科学する<その2>

著者

本間希樹

発行元

扶桑社

価格

860円(図書)+税

チャプタ


@宇宙の成り立ち
A太陽系の不思議を探せ!
B奇妙な天体「ブラックホール」
C巨大なブラックホール発見までの道のり
Dブラックホール撮影の裏側
Eこれからの宇宙像と人類の未来
 

キーワード

究極の無、宇宙の種、ビッグバン、インフレ―ション、ハッブル=ルメートルの法則、ビッグバン元素合成、宇宙マイクロ波背景放射、時間と空間のゆがみ

 

本の帯(またはカバー裏など)

この宇宙はいつ、どうやって、できたのか

かってに感想(気になるフレーズ)


考えれば考えるほど不思議である。
地球で生きていると当たり前だと思っていること。
宇宙はどうなってるのか、なぜ人類は誕生したのか・・・、とにかく不思議は一杯あるが、人間は生活に追われ、ほとんど無関心である。
「宇宙ができる前は、空間も時間も何も存在しない、『究極の無』の世界です」
「突如として現れたのが、10のマイナス33乗センチメートル以下の、とんでもなく小さな『宇宙の種』です」
「ゴマのような小さな粒が一気に銀河よりもはるかに大きなサイズへと急激に膨張・・・ その際に、『真空の相転移』と呼ばれる現象が起きて、膨大なエネルギーが解放され、 宇宙の『種』は、高温高圧の火の玉になりました。『ビッグバン』です 」

「この『種』が宇宙空間に現れた後、10のマイナス34乗秒という途方もなく短い時間に、大きく膨れていったと考えられます。これが『インフレ―ション(膨張)』と呼ばれる現象です」
「ビッグバンの証拠一つ目・・・ハッブル=ルメートルの法則『遠方の銀河ほど速い速度で遠ざかり、その速度は銀河の距離に比例する』」
「ビッグバンの証拠二つ目・・・ビッグバン元素合成『火の玉が時間と共に冷えていくと、陽子、中性子などの粒子が生まれ、それらがお互いに くっついて元素が生まれました」

「ビッグバンの証拠三つ目・・・宇宙マイクロ波背景放射、『非常に遠い宇宙を見たときに、当時の宇宙が高温・高圧 だったために宇宙が曇って見える現象です」
「アインシュタイン方程式『質量をもつ物体が存在すると、どれくらい時間と空間ゆがむか』」
「時間がゆがむとは、時間の流れる速さが場所によって変わる・・・空間がゆがむとは、例えば光などがまっすぐ進まなくなることです」