今週の気まぐれ本

 

ブック名

忙しすぎる人のための講座<その1>

著者

ニール・ドグラース・タイソン

発行元

早川書房

価格

1500円(図書)+税

チャプタ


A天上と同じく地上でも
B光あれ
Dダークマター
Eダークエネルギーほか
 

キーワード

スペクトル、ヘリウム、光速、ダークマター、ダークエネルギー、人間性、斥ける力、光と相互作用

 

本の帯(またはカバー裏など)

分厚い本を読む時間はないが、それでも宇宙のことを知りたい

かってに感想(気になるフレーズ)



忙しいという言葉が遠のいて、10年以上が過ぎた。
宇宙の話には、ダークエネルギー、ダークマターそしてアインシュタインの一般相対論である。
理論物理学者のアインシュタインに対し、それよりも格上だと思っている実験物理学者とのせめぎ合いなのだ。

「スペクトルに現れる明暗の線からなる固有のパターンを調べれば、光源にどんな元素が含まれているかがわかる」
「太陽のスペクトルを分析すると、地球では見つかったことのない元素の存在を示すパターンが見つかった。・・・ヘリウムである」
「光速は宇宙共通の制限速度である」

「制限速度=光速、これは提案ではなく法である」
「見えないのに重力だけは感じられる謎の物質」
「科学者にとって、物理の法則の普遍性ゆえに宇宙はすばらしく単純な場所である。それと比べると、人間性という代物はとてつもなく手ごわい」

「重力をもち、光と相互作用する。『ダークマター』とは、重力はあるが既知のいかなる方法でも光と相互作用しない謎の物質である」
「『ダークエネルギー』とは宇宙の真空中に存在して、重力とは真逆の斥けあう力をおよぼし、宇宙を本来の速度よりも高速で膨張させる、謎の圧力である」
「ダークマターは、地上からの直接検出の試みを四分の三世紀にわたって退け続け・・・」