今週の気まぐれ本

 

ブック名

地球は特別な惑星か?

著者

成田憲保

発行元

講談社

価格

1100円(図書)+税

チャプタ


@系外惑星探査小史
A系外惑星探査の現在
B「第二の地球」、発見前夜
 

キーワード

恒星、視線速度法、トラジット法、アストロメトリ法、マイクロレンズ法、直接撮像法、複数の方法

 

本の帯(またはカバー裏など)

地球外生命に迫る系外惑星の科学

かってに感想(気になるフレーズ)



2020年代、宇宙旅行の話がごく普通にされ始めた。
この本の話は、太陽系を超えた大宇宙の地球に似た惑星探し。
具体的な探索方法が紹介されているが、今の宇宙旅行では実現できない遥か彼方の星の話なのだ。

「恒星・・・大量の水素が重力で集まってつくるかたまりです」
「シュトルーベは、視線速度(観測者から見て近づいたり遠ざかったりする速度) や食(天体が主星の手前を通過する現象)を観測すること」
「惑星が主星の手前を通過(トランジット)する際に、主星がわずかに暗くなっている見える(減光する)現象を用いたトランジット法」

「ファンデカンプ:アストロメトリ法は、恒星の天空上の位置の変化を調べる方法」
「ウォーカー・マイヨール:視線速度法は、恒星からの光に生じるドップラー効果を利用する」
「トランジット法は、恒星の明るさを測定し、惑星が恒星の手前を通過する現象を検出する方法」

「アインシュタイン:マイクロレンズ法は、レンズ天体となる恒星に惑星が存在すると、惑星が存在しない場合と くらべて明るさの変化にずれが生じます。このずれを発見する」
「直接撮像法:主星の光を隠してそのそばにある惑星の光をとらえるために、補償工学とコロナグラフという二種類の装置が使われます」
「視線速度法とトランジット法のように、同じ惑星を複数の方法で観測することができるとさらにくわしく情報を得ることができる」