今週の気まぐれ本

 

ブック名

無心のすすめ

著者

桝野俊明

発行元

中央公論

価格

840円(図書)+税

チャプタ


@人は誰でも「無心」になれる
A「般若心経」の教えと「禅的思考」
Bおだやかな心になる作法
C「孤独」を大切にしながら、人と「つながる」
D「病い」や「老い」、そして「死」とは
 

キーワード

無心、真理、老い、自分なりに、放下着、ありがたさ、素直に、ただ生きる、精いっぱい

 

本の帯(またはカバー裏など)

無駄なものをそぎ落す

かってに感想(気になるフレーズ)


久しぶりに仏教の本。
いつも枡野和尚のわかりやすい話。
おだやかになかなかなれない日々、オリンピックがさらにそれを加速しているようだ。

「ひとつのことに執着しないで、自分がやるべきことに集中できているのが無心です」
「抗がらいようのない真理に抗おうとしなくなれば、気持ちはラクになります」
「老いを拒まず、老いに寄り添い、のんびり歩いていってもいいのではないか」

「自分なりに死とはどんなものかと考えて、残された時間ををどのように過ごしていくかを考えていくしかありません」
「林住期には、あらゆる執着を捨てる『放下着』であるべきです」
「ありがたさを感じることで人は成長します」

「老いによる衰えを素直に受け入れたなら、得られるものは必ずあります」
「ただ生きるというのは、単に生きるということとはまったく意味が異なります」
「『即今、当処、自己』・・・いまその瞬間に、自分がいる場所で、自分ができることを精いっぱいやっているのかどうか」