今週の気まぐれ本

 

ブック名

退屈のすすめ

著者

五木寛之

発行元

幻冬舎

価格

1300円(図書)+税

チャプタ


@靴と遊ぶ
A声と遊ぶ
B体と遊ぶ
C車と遊ぶ
Dアートを遊ぶ
E本と遊ぶ
F夢と遊ぶ
G何とでも遊ぶ
 

キーワード

身辺、どうでもいいこと、退屈する、名画、人間観察、空想、念仏、楽しく遊ぶ、大事なこと

 

本の帯(またはカバー裏など)

人間は退屈する。そして退屈のなかから文化は生まれた

かってに感想(気になるフレーズ)


年を重ねると、ほぼ退屈な日々となる。
そんな年寄りにいいヒントを与えてくれる。
「遊ぶ」をキーワードに、いつものいい五木フレーズがいただけるのだ。

「身辺を見回して、遊べないものなど一つもないことに驚かれることだろう」
「どうでもいいことやることも、また大事だ」
「どうぞちゃんと退屈し、それを黄金の時間に変えることを試みていただきたい」

「いわゆる名画というやつは、たてつづけに何点も見れば見るだけ感銘が薄くなっていく」
「劇場へ行く愉しみのひとつは、そこに集まってくる人間たちを観察することにある」
「空想に耽るということは、他人に迷惑をかけないうえに、自分の心身にとっても非常にいいことであるらしい」

「念仏というのは、もともとは文字通り、仏の姿、仏の世界を念ずることだった」
「本当に大事なことは、どんない忘れようと頑張っても頭にこびりつく」
「いちばんいい休日の過ごし方は、楽しく遊んですごすことである」