今週の気まぐれ本

 

ブック名

孤独の価値

著者

森博嗣

発行元

幻冬舎

価格

760円(図書)+税

チャプタ


@何故孤独は寂しいのか
A何故寂しいといけないのか
B人間には孤独が必要である
C孤独から生まれる美意識
D孤独を受け入れる方法

 

キーワード

思想、創造的、楽しい、平和、孤独、マイナスから変換、創作、寂しさ、無駄なもの、優しく

 

本の帯(またはカバー裏など)

人は、なぜ孤独を怖れるのか

かってに感想(気になるフレーズ)


有意義な人生を過ごすには「自分の思想が必要だ」という。
思い出すことがある、会社入社時に身元調査があり、調査内容は主に思想的なものはないかということであった。
50年以上も前の話だが、ちょうど安保闘争が盛んなころだった。
この時代の思想とは、それは「政治的に偏った考え」というものであった。

「自分の人生を有意義にしたいのならば、それには必要なものがある。それが自分の思想なのである」
「こんな変化がない時間の過ごし方に厭きがこないのか、というと、それはその時間が『創造的」であり、 エキサイティングで、毎日が楽しいことの連続で、もの凄く楽しいからにほかならない」
「世界中の人々が、それぞれ自分の趣味に時間を使うようなのどかな生活をすることができたら、世界からせんそうが消えるだろう」

「多くの創作者は、過去の孤独を思い出して、作品を創造することが多いはずだ」
「芸術というのは、人間の最も醜いもの、最も虚しいもの、最も悲しいもの、そういったマイナスのものをプラスに変換する行為だといえる」
「『創作』的な活動が、人間の仕事に占める割合は、これからどんどん増え続けるはずだ」

「寂しさを求める気持ちが、すでに美しいものだ」
「無駄なものに価値を見出すことが、その本質であり、そこにこそ人間だけが到達できる精神がある」
「孤独になると、人間というものは優しくなれるものだ」