今週の気まぐれ本

 

ブック名

こころの相続

著者

五木寛之

発行元

SB新書

価格

860円(図書)+税

チャプタ


@こころの相続とは?
A親からの相続を考える
B相続するものしないもの
C記憶力よりも回想力
D日本人としての相続とは
Eいまこそ記憶の相続を
 

キーワード

エピソード記憶、意味記憶、面受、体で記憶、生き方、無意識、有形無形

 

本の帯(またはカバー裏など)

お金や土地よりも大切なことがある

かってに感想(気になるフレーズ)


金や不動産以外に相続するものがあるという。
ただ私には、どちらも特に相続するものはない。
ただ、人間の癖などとか、相続しなくていいものが、なぜか相続されているように思う。

「人の記憶には、エピソード記憶と意味記憶がある」(精神科医和田秀樹)
「回想は認知機能の改善に役立つ。認知症のリハビリとして取り入れられている」
「『心の相続』も面受でなければなりません」

「柳田国男『遠野物語』で地方から消えようとしている不思議な物語を相続しようという大きな仕事をなしとげました」
「頭で憶えたものはすぐ忘れますが、体で記憶したものはなかなか消えません」
「『こころの相続』は、人間の『生き方』を示唆するものが多い」

「小さな癖とかマナーなどの問題から日本特有の伝統まで、無意識に受け継いでいるものがたくさんあります」
「無意識に受け継いでいるものは、記憶力が落ちても、あるいは言葉で伝えられなくても、相続されていくものではあるでしょう」
「人は誰でも有形無形の形で、いろいろな相続をしているのです」