今週の気まぐれ本

 

ブック名

夢の叶え方を知っていますか?(その4)

著者

森博嗣

発行元

PHP

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


①「拘り」は悪い意味だった。
②「拘る」のは感情であり、理性ではない。
③「拘らない」んら、その場で考えるしかない
④生きるとは、生に拘っている状態のことだ。
⑤新しい思いつきにブレーキをかけない。
⑥自由を維持するためにはエネルギィが必要だ。
⑦死ぬとは、死に拘ることをやめることだ。
⑧拘らなければ、他者を許容することができる。
⑨優しさとは、拘らないことである。
⑩拘らなければ、」臨機応変になる。br>  

キーワード

人間関係&運命、寛容、抑える、優しく、中庸、二の次、新しい視点、ぶれまくる、捨てる、経験&重荷

 

本の帯(またはカバー裏など)

あらゆることを試して成功した人の方が多いはずだ

かってに感想(気になるフレーズ)


この著者の本は本当に面白い、単純頭の自分によく合う。
著者はこの仏教的な題名の言葉に三十代後半に達したという。
彼の場合、小説家として独立した38歳のころだから、頷ける気がする、サラリーマンではこうはいかないのだ。

著書の前半部分は、すでに読んだ著者の本と重なる部分があり、速読した。
八章辺りから、ポイントのフレーズが多く出てくる。
利他を一番に考える。
まさに仏教哲学のような気がする。

「人間関係は、『運命』ともいうべき支配力を持っているようにさえ見受けられる」
「自分に拘らないと、寛容になる」
「自分を抑えることが、自分の利になる」

「拘らないことで優しくなれる」
「拘りを緩めることで、極端な理想が、現実的な中庸に寄ってくる」
「自分自身を二の次にする」

「新しい視点から眺めると、結果的に他者に優しい発想が生まれる」
「大事なことは何か、といつも探し回り、そのつど方針を修正し、ぶれまくっている方が良い状態だ」
「捨てて身軽になれば、頭も軽くなり、発想も広がるはず」
「経験を持っているだけで『重荷』だと考えた方が正解である」