今週の気まぐれ本

 

ブック名

夢の叶え方を知っていますか?(その3)

著者

森博嗣

発行元

朝日出版

価格

760円(図書)+税

チャプタ


@憧れの人生 憧れの生活
A抽象的な夢と具体的な夢
B夢の価値
C夢を実現させるためには
D周囲を気にしない夢
E夢の楽しさを教えよう
F作る夢のすすめ
 

キーワード

こつこつ、同時進行、見返り、自由、利用、作る、二つとない、自分のために、夢&金

 

本の帯(またはカバー裏など)

散らかっても、作業が進めば、それが正解だろう

かってに感想(気になるフレーズ)


この著者の本は実に面白い。
何故面白いのか、人が思い通りにならない「ツボ」を知っていて、その実現方法を細かく教えてくれているからだ。
とは言え、いずれにしても動かない限り、やってみない限り、一ミリも前には進まないことは確かなのだ。

現代人は、楽をして結果を求め、さらに即効性を求めるからやっかいである。
ツボをついた本は売れるが、この本で結果が出せる人はほぼない。
思い通りにならない人は、思い通りにならない理由ばかりを列挙し、仕方がないと自分を納得させているからだ。
それに、夢を実現できている人は、この本を読む必要はないからである。

「日頃から、こつこつとコンスタントに進めることが、夢への道の歩き方だ」
「『浮気性』これを克服するために、僕が採用した手法は、複数のことを同時進行で少しずつ時間をシェアして行う」
「『好きだから』ではなく、『やれば、やっただけの見返りが必ずある』ということ」

「夢を実現することは、『自由』を獲得すること」
「夢の実現を支援すると思われるものに、敏感でなくてはいけない。利用できるあらゆるものを動員する」
「夢の基本は、『作る』ことである」

「オリジナリティとは、世の中に二つとないもののことである」
「自分は自分のために作る、作り続けたい、という強い意思を持っている」
「『夢』は、『金』よりもずっと頑丈で、しかもけっして減らない支えなのだ」