今週の気まぐれ本

 

ブック名

面白いとは何か?(その4)

著者

森博嗣

発行元

扶桑社

価格

830円(図書)+税

チャプタ


@「面白い」にもいろいろある
A「可笑しい」という「面白さ」
B「興味深い」という「面白さ」
C「面白い」について答える
D「生きる」ことは、「面白い」のか?
E「面白さ」は社会に満ちているのか?
F「面白く」生きるにはどうすれば良いか?
G「面白さ」さえあれば孤独でも良い
H「面白さ」の条件とは
 

キーワード

発想、抽出、関連して、感受性、見つける姿勢、面白そう、設計図、実現可能

 

本の帯(またはカバー裏など)

「面白さ」を知ること、生み出すことが、すなわち「生きる」ことの価値だという観点

かってに感想(気になるフレーズ)


「面白い」という言葉はよく使っている。
でもそれがなぜ面白いのかについて、ほぼ考えたことはない。
陶芸などの創作は、「クスッと笑える」ものを目指してやってきた、これも「面白い」部類に入るようだ。

「発想的な『面白さ』は、才能を感じさせるものであり、とうてい真似ができない、と諦めるしかない」
「抽出した『面白さ』とは、言葉にはならない。『こんな感じのもの』『こんな雰囲気のもの』といった茫洋とした雲の塊のような素材である」
「発想した素材や、抽象的な素材から『面白さ』を作り出していくと、そのネタが、後日再度活用できるようになる」

「自分の『面白さ』を作ると、それらを足掛かりにした『面白さ』も関連して生まれる」
「自分以外の人の『面白さ』を素直に受け取る感受性である」
「隅々まで探して、『面白さ』を見つける姿勢を、いつも持っていること」

「不思議なもので、『面白さ』というのは、成し遂げるとそれで終わり、というものではなく、 さらなる『面白そう』なことが目の前に現れる。本当にキリがない」
「設計図を描いたら、そのとおりに一つ一つ部品を作っていく」
「全体の大まかな方向性と、実現可能な目標だ」