今週の気まぐれ本

 

ブック名

悲観する力(その1)

著者

森博嗣

発行元

幻冬舎

価格

800円(図書)+税

チャプタ


@心配性で助かった
Aあまりにも楽観的な人々
B正面から積極的に悲観する
C冷静な対処は悲観から生まれる
D過去を楽観し、未来を悲観する
E期待と願望はほとんど意味がない
F悲観できなくなるまで準備する
 

キーワード

予測、思いどおりにいかない、早めに行動、予測に願望、悲観、頭の回転数、考えること、作り出す、安全や自由の実現

 

本の帯(またはカバー裏など)

悲観とは「物事は予測や予定どおりには運ばない」と考えること

かってに感想(気になるフレーズ)


また著者の本を読んでしまった。
読みやすく、わかりやすい。
読み終えるとなぜかもうその気になっている。

「力も弱い人間が、自然の中で生き、ここまで繁栄することができたのは、『優れた予測』のおかげである」
「『思いどおりにいかないこと』に対する考察の重要さである」
「早めに行動することで生まれる余裕というものを、僕はとても大事にしている」

「予測に願望が含まれることのデメリットは、予測の精度が低減することにある」
「『悲観』によって物事を疑い、問題を見つけ、それを自分なりに解釈するのは、けっこう面倒なことなのである」
「頭の回転数のようなものは、何十倍も何百倍も違うように見受けられる」

「一度考えることをやめてしまうと、頭は鈍ってくる。考えるのがますます億劫になる」
「頭が何かを作り出す、あるいは組み立てるという行為が、『考える』の本来の意味」
「『悲観』には大きなデメリットはなく、安全や自由などを実現するために必要な、前向きな姿勢だといえる」