今週の気まぐれ本

 

ブック名

夢の叶え方を知っていますか?(その1)

著者

森博嗣

発行元

朝日出版

価格

760円(図書)+税

チャプタ


@憧れの人生 憧れの生活
A抽象的な夢と具体的な夢
B夢の価値
C夢を実現させるためには
D周囲を気にしない夢
E夢の楽しさを教えよう
F作る夢のすすめ
 

キーワード

夢を知っている、ビジョン、実行、趣味的夢、自由の追求、個人的、厭きてしまう、慢性化、商品を探す

 

本の帯(またはカバー裏など)

散らかっても、作業が進めば、それが正解だろう

かってに感想(気になるフレーズ)


この著者の本は実に面白い。
何故面白いのか、人が思い通りにならない「ツボ」を知っていて、その実現方法を細かく教えてくれているからだ。
とは言え、いずれにしても動かない限り、やってみない限り、一ミリも前には進まないことは確かなのだ。

現代人は、楽をして結果を求め、さらに即効性を求めるからやっかいである。
ツボをついた本は売れるが、この本で結果が出せる人はほぼない。
思い通りにならない人は、思い通りにならない理由ばかりを列挙し、仕方がないと自分を納得させているからだ。
それに、夢を実現できている人は、この本を読む必要はないからである。

「自分の夢を知っていること。自分が何をしたいのか、明確なビジョンを持っていることである」
「なるべく早く実行することである。この実行が伴わないと、夢を思い描くことが、ライフワークになってしまう」
「趣味的な夢であれば、・・・競争はない。何故なら、人に勝つ必要がないからだ」

「『夢』というのは、自分の自由の追求である」
「個人的な楽しみ方が、『確固たる夢』ではないだろうか」
「厭きてしまうということ自体が、まだ楽しさの本質を知らない証拠である」

「自分の趣味的な楽しみであっても、それを本当に楽しんでいる人は、けっして厭きることはない」
「『厭きる』というのは、つまり慢性化のことなのである」
「楽しさは、誰かが作ってくれるものであり、自分は商品を探せば良い、と考えている」