今週の気まぐれ本

 

ブック名

アンチ整理術

著者

森博嗣

発行元

扶桑社

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


@整理・整頓は何故必要か
A環境が作業性に与える影響
B思考に必要な整理
C人間関係に必要な整理
D自分自身の整理・整頓を
E本書の編集者との問答
F創作における整理術
G整理が必要な環境とは
 

キーワード

関連づけ、連想する、知識・条件、アウトプット、 新しい判断、同じという意識、自分に褒められる、多くの発想、作品のタイトル

 

本の帯(またはカバー裏など)

散らかっても、作業が進めば、それが正解だろう

かってに感想(気になるフレーズ)


また読んでしまった。
世の中、断捨離という言葉がもてはやされている。
それとは全く逆に「散らかっても」と・・・なかなかいい掴みだ。
読めば、なるほどと思えてくるのだ。

「発想は、関連づけることであり、連想することだ」
「発想・・・知識を持っていることは、基本的な条件といえる。ただし、正確な知識である必要はない」
「学習は、栄養補給であるから、学習するほど頭が太る。だから、適度に計算や発想でアウトプットしないと、頭の肥満になりやすい」

「自分の立場はこちらだと決めつけないで、常に周囲の条件など評価し、新しい判断をする姿勢が、頭を使い続けることにつながる」
「『みんなと同じ』という意識が、他者と自分を比較する思考を促す」
「僕が『考える』という場合には、八割は抽象的な物である」

「自分に褒められるためにすべての行動をしている感じですね。人から貶されるほど、続けたくなりますしね」
「創作的な作業をしている人間なので、どれくらい多くを思いつけるか、突飛な発想、新しい発想が、どれだけ頻繁にできるか、が効率なのです」
「事前に考えるのは、作品のタイトルである。これは半年ほどかけて考える」