今週の気まぐれ本

 

ブック名

なにものにもこだわらない<その4>

著者

森博嗣

発行元

PHP

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


@「拘り」は悪い意味だった
A「拘る」のは感情であり、理性ではない
B「拘らない」なら、その場で考えるしかない
C生きるとは、生に拘っている状態のことだ
D新しい思いつきにブレーキをかけない
E自由を維持するためにはエネルギィが必要だ
F死ぬときは、死に拘るのをやめることだ
G拘らなければ、他者を許容することができる
H優しさとは、拘らないことである
I拘らなければ、臨機応変になる
 

キーワード

無能なるまで出世、発想型、観察力、自由な発想、クリエーター、大雑把、本質、多視点、臨機応変

 

本の帯(またはカバー裏など)

「固執する」という意味での「拘り」は無用だということ

かってに感想(気になるフレーズ)


子供の頃は、拘りなんてなかった。
だから、新しいことがどんどんインプットできた。
高齢者になると、頭は固まり、新しいことにほぼ興味がなくなった。
これが、考えるのをやめ、拘って、自由さを失ったということのようだ。

「マーフィーの法則だったか、『人は無能になるまで出世する』」
「指示された問題を考えるのは、計算型の頭だし、解くべき問題を指示するのは、発想型の頭なのである」
「問題を見つける能力も、こういった全体をぼんやりと見る観察力によっているところが大きい」

「拘らずに自由な発想に任せて書くほど、予想外の展開になる」
「ほとんどの人がクリエーターになるのが、ビジネスの将来像である」
「細かいところに拘らず、大雑把に考え、ぼんやりと想像する」

「本質を捉えるためには、拘らないことが一つの手法になる」
「拘らないことは、結局は、この多視点とそれによる客観の一手法だということだ」
「『臨機応変』とは想定外のもの、今までになかったもの、知らなかったものを解決する能力のこと」