今週の気まぐれ本

 

ブック名

お金の減らし方<その1>

著者

森博嗣

発行元

PHP

価格

880円(図書)+税

チャプタ


@お金とは何か?
Aお金を何に使うのか?
Bお金を増やす工法
Cお金がないからできない?
D欲しいものを買うために
E欲しいものを知るために
 

キーワード

自分の気持ち、値段が価値、欲しいもの、自分が感じていること、周囲、満足、感性、対価と利益、ツール

 

本の帯(またはカバー裏など)

お金に価値がある、という勘違い

かってに感想(気になるフレーズ)


サラリーマン生活で管理職になると、自分が偉くなったと勘違いする人が少なからずいる。
いまだに「パワーハラスメント」がなくならいのは、そのことの現れである。
この世の中、「世間体」という名のもとに多くの「勘違い」で溢れている。

「自分の気持ちによってものの価値が決まるということに気づくことが、お金を無駄にしないうえで最も重要な点と言える」
「値段が価値だ、という安直な認識に長く浸かっていると、高価なものを価値がある、・・・というような歪んだ価値観へシフトしてしまうかもしれない」
「自分の欲しいものがわからない人間になっている」

「自分がどう感じているか、自分は何をしたいのか、という基本的なことが、今の情報化社会では見えにくくなっている」
「周囲とのコミュニケーションが必要以上に個人を拘束しているため、自分がしたいことではなく、みんながしたいことを自分もしたい、と思い込むようになっている」
「満足とは、面白い、楽しい、気持ちが良い、などの感性によって生まれるもの」

「お金は、自分の満足と交換するためのものであり、価値があるのは、その満足の方なのである」
「面倒なもの、人がやりたがらないもの、格好の悪いもの、嫌な思いをしなければならないもの、そういうものだからこそ、対価として利益が出る」
「お金というのは、自分の未来の可能性を考えるツールの一つだ」