今週の気まぐれ本

 

ブック名

なにものにもこだわらない<その3>

著者

森博嗣

発行元

PHP

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


@「拘り」は悪い意味だった
A「拘る」のは感情であり、理性ではない
B「拘らない」なら、その場で考えるしかない
C生きるとは、生に拘っている状態のことだ
D新しい思いつきにブレーキをかけない
E自由を維持するためにはエネルギィが必要だ
F死ぬときは、死に拘るのをやめることだ
G拘らなければ、他者を許容することができる
H優しさとは、拘らないことである
I拘らなければ、臨機応変になる
 

キーワード

成長、新しくなる、自分で作る、金と自由、生、自分の気持ち、自分に拘るな、他者に寛容、思考が不自由

 

本の帯(またはカバー裏など)

「固執する」という意味での「拘り」は無用だということ

かってに感想(気になるフレーズ)


子供の頃は、拘りなんてなかった。
だから、新しいことがどんどんインプットできた。
高齢者になると、頭は固まり、新しいことにほぼ興味がなくなった。
これが、考えるのをやめ、拘って、自由さを失ったということのようだ。

「『成長』とは、自分が常に新しくなる」
「自分で作り出した楽しさは、あなたが生きている間、消えることがない」
「言葉は悪いが、金というのは、自由を作る可能性を持っている」

「『生』とはつまり、このエネルギィ消費の面倒を『楽しい』と感じる頭脳によって支えられている」
「『拘る』とは視界を狭めること」
「『自分の気持ちになるな』を肝に銘じることである」

「誰かに腹を立てるのは、自分に拘っているからなのだ」
「自分に拘らないようにすると、自然に他者に対して寛容になれる」
「拘ることの最大に欠点は、思考が不自由になる・・・思いつく機会が減るし、また問題解決ができにくくなる」