今週の気まぐれ本

ブック名

なにものにもこだわらない＜その２＞

著者

森博嗣

発行元

ＰＨＰ

価格

１４００円（図書）＋税

チャプタ

�@「拘り」は悪い意味だった
�A「拘る」のは感情であり、理性ではない
�B「拘らない」なら、その場で考えるしかない
�C生きるとは、生に拘っている状態のことだ
�D新しい思いつきにブレーキをかけない
�E自由を維持するためにはエネルギィが必要だ
�F死ぬときは、死に拘るのをやめることだ
�G拘らなければ、他者を許容することができる
�H優しさとは、拘らないことである
�I拘らなければ、臨機応変になる
　

キーワード

本の帯（またはカバー裏など）

「固執する」という意味での「拘り」は無用だということ

かってに感想（気になるフレーズ）

子供の頃は、拘りなんてなかった。
だから、新しいことがどんどんインプットできた。
高齢者になると、頭は固まり、新しいことにほぼ興味がなくなった。
これが、考えるのをやめ、拘って、自由さを失ったということのようだ。

「なにごとにも拘らない方が、考えるチャンスが増え、なにか思いつく切っ掛けにもなる」
「シンギュラリティとは『特異点』という意味だ。何が特異なのかというと、AIが AI自身を生み出すようなことが起こる」
「死ぬときに、『ああ、生きられて楽しかったな』と思えれば」

「『楽しさ』というものは、何かに熱中し、自分で工夫をし、試行錯誤した結果得られるものだと思う」
「自分が楽しめる対象を見つけて、それにのめり込むこと」
「人は、引き際を見極めきれないものらしい」

「チャレンジとは、チャレンジし始めるよりも、諦めるときの方がずっと難しいものだ」
「ある状況で、ある人が判断に迷ったとき、その人を導くのは、その人の頭であり、その人の思考である」
「生きるとは、生に拘っている状態のことだ」