今週の気まぐれ本

 

ブック名

面白いとは何か?(その1)

著者

森博嗣

発行元

扶桑社

価格

830円(図書)+税

チャプタ


@「面白い」にもいろいろある
A「可笑しい」という「面白さ」
B「興味深い」という「面白さ」
C「面白い」について答える
D「生きる」ことは、「面白い」のか?
E「面白さ」は社会に満ちているのか?
F「面白く」生きるにはどうすれば良いか?
G「面白さ」さえあれば孤独でも良い
H「面白さ」の条件とは
 

キーワード

スポンサ、面白くない、新しさ、突飛、難しい、満足、自由、方向性

 

本の帯(またはカバー裏など)

「面白さ」を知ること、生み出すことが、すなわち「生きる」ことの価値だという観点

かってに感想(気になるフレーズ)


「面白い」という言葉はよく使っている。
でもそれがなぜ面白いのかについて、ほぼ考えたことはない。
陶芸などの創作は、「クスッと笑える」ものを目指してやってきた、これも「面白い」部類に入るようだ。

「アートというのは、基本的に個人の『面白さ』を形にする行為であり、それを評価するスポンサを一人見つければ、その作品が売れる」
「作家になれないのは、技術的な問題ではない。作品が『面白くない』からである」
「『面白さ』は『新しさ』に近いもののように感じる」

「『面白さ』の要素として『突飛』なものがある」
「『突飛』というのは、もっと不意打ちに近いものだ」
「難しい問題にチャレンジするのが『面白い』と感じる人などは、眉を顰め、難しい顔になるし、真剣な表情でそれに向き合う」

「満足とは、求めていたものが得られることであり、自分が思い描いた状況に実際になることだ」
「芸術ー自分が思い描いたものを形にする行為であり、自由の獲得が目的だといっても良いだろう」
「『面白い』とうのは、この自由へ向かう方向性を感じている状況」