今週の気まぐれ本

 

ブック名

白秋期<その1>

著者

五木寛之

発行元

日経プレミアム

価格

780円(図書)+税

チャプタ


@白秋期は人生の黄金期
Aたかがお金、されどお金
B長寿は幸福に能わず
Cことわざの効用
D孤独のユートピア
 

キーワード

4つに時期、束縛、自己実現、孤立、絆、生き方を選択、体と仲良く、過保護・酷使、いい加減、生かされる

 

本の帯(またはカバー裏など)

地図のない、明日への旅立ち

かってに感想(気になるフレーズ)


いま、私は白秋期の後半をさらに後半を歩いている。
いろいろなしがらみから解放され、行路を楽しんでいる。
さらにその先を行く筆者に針路の助言がもらえたらと思う。

「人生を、青春、朱夏、白秋、玄冬の四つの時期に分けて考えれば、白秋期とは50歳から75歳であたりまでの25年間である」
「白秋期は幻想に束縛された収穫期ではありません」
「社会の桎梏から逃れて自由に振る舞い、自己実現に邁進できる季節ではないか」

「白秋期の黄金を手に入れるには、『絆』ではなく、孤立しても、元気に生きていくという道を考えるべきだ」
「『白秋期』とは、この文明にいつまでもしがみつかない生き方を選択する季節です」
「自分の体と仲良く、いい関係をつくること、すなわち健康、白秋期の最大のテーマの一つ」

「人間の体とは、過保護にすると安易に流れる。酷使すると勤続疲労を起こす」
「『私のいい加減はこれなんだ』という、体験からくる本能的な感覚こそ重要なのです」
「人間は自然の根源的な力によって『生かされる』べきだろう」