今週の気まぐれ本

 

ブック名

鈴木大拙

著者

竹村牧男

発行元

創元社

価格

1200円(図書)+税

チャプタ


@大拙の禅ー無心ということ
A大拙の禅ー即非の論理
B日本的霊性
C大悲に生きる
D東洋と西洋など  

キーワード

一元性、行き詰まり、親鸞、一点、霊性、ユング、自分を使える人、共同生活、自主的・主体的

 

本の帯(またはカバー裏など)

私の無心というのは、キリスト教的に言う 「御心のままに」・・・

かってに感想(気になるフレーズ)


禅の考え方を海外に英語で説いた人物なのだ。
日本人が読んでも意味がわかるにはかなり苦労する。
まあわかりやすいところだけを拾い読みしてみた。

「二元性の根底にある一元性を見失わない東洋的なものの見方」
「ディヴァイドアンドルール(分割して支配する)を基に進展してきた世界の、今後の行き詰まり」
「大拙の最後の仕事となったのは、90歳になったころの、親鸞『教行信証』の英訳でした」

「座禅では、集中すべき一点、無字なら無字に、息なら息にひたすら集中」
「後年、大谷大学教授に就任することによって日本浄土教の霊性にも深い理解を得ました」
「大拙が交わった学者には、ヤスパースやハイデガー、ユングやフロムらがいます」

「自分が自分の主人公には、自分で自分を使える人でなければなりません」
「自利自愛に制限をかけ、社会的な共同生活やそのための環境に貢献すべきだと考える人」
「上からの指示や周りの傾向に流されないよう、自主的、主体的に考える姿勢」