今週の気まぐれ本

ブック名

「悟り」は開けない（その２）

著者

南直哉

発行元

ＰＨＰ

価格

８１５円（図書）＋税

チャプタ

�@「自己」仏教からの問い
�A「仏教」基本のアイデア
�B「悟り」それは「開けない」
�C「現代」生きるテクニック

　

キーワード

本の帯（またはカバー裏など）

「悟り」とは何かそして「仏教」とは何かく

かってに感想（気になるフレーズ）

入り口からなかなか難しい。
「自分はなぜここにいるか」なんてこの年になってもわからない。
「他者の位置から自分の位置を学ぶと知れ」ということなのだが・・・。

「煩悩が生存本能であるのなら、それは宗教の問題にはなりません」
「食性が本能の縛りを脱して初めて『おいしい』ものが出てくるわけです」
「生殖から離脱した性『欲望』は、その根底で常に、相手の性的関係を独占して自分に 関心を集中させようとする、”承認の欲望”と結託しています」

「一定の方法に従って実際に坐禅や瞑想をすると、通常の自意識が変様します」
「アルコールやドラッグ、あるいはセックスへの依存は現在への没入です」
「『波動』『融解』のような意識の変性状態では、時として特異な感覚が体験できる場合が あります」

「人間であることの価値だと思う人間が欲望する世界こそ、『ユートピア』なのです」
「人が準備した通り、つまり、思った通りに死ねるかどうかなど、誰にもわかりません」
「生まれたときの『迷惑』は一向に平気で、死ぬときだけ気になるというのも、考えてみればおかしな話です」