今週の気まぐれ本

 

ブック名

仏教伝道365日法話(春)(夏)

著者

ひろさちや

発行元

日本実業出版

価格

6800円(図書)+税

チャプタ


@閻魔さんの履歴書
A仏像は祈りの対象
ほか  

キーワード

閻魔・死者第一号、ヤマ、死後の世界、悪人は地下牢獄へ、裁判官、天界の楽園、姿・形がない、救いの実感、祈りの対象、、

 

本の帯(またはカバー裏など)

嘘をつくと閻魔に舌を抜かれる

かってに感想(気になるフレーズ)


仏教に関する言い伝えをわかりやすく解きほぐす。
お寺の坊さんが、檀家に問われ答える。
知識の少ない私にピッタリである。

「閻魔王はインドの出身。インドの神話にヤマというのがいて、このヤマは死者第一号であった」
「彼は前人未到の天界に行き、そこに楽園を発見した。そのヤマに漢字を宛てると”閻魔”である」
「閻魔王の支配する死後の世界は、天上界の楽園で、清流があり、音楽が流れ、すばらしい土地であった」

「しばらくするとその楽園に悪人までやって来て、満員になった。そこで閻魔は、 地下に牢獄をつくって、そちらに悪人を収容した。その地下の牢獄が地獄である」
「日本の閻魔は、天界の楽園の支配者ではなく、死者の地獄行きを決める怖い裁判官の 閻魔さんと、地獄で罪人に責め苦を与える地獄の王のイメージだけである」
「ほとけは時間・空間を超越した存在だから、姿・形がない」

「姿・形のないほとけを、では、われわれはどのように拝めばよいか、迷ってしまう」
「その仏の姿が・形が見えない、なかなか救いが実感されない」
「仏像が祈りの対象であることを忘れてはならない」