今週の気まぐれ本

 

ブック名

名僧たちは自らの死をどう受け入れたのか<その2>

著者

向谷匡史

発行元

青春新書

価格

920円(図書)+税

チャプタ


@今際の際まで「いまを生き切る」(親鸞)
A「自分を縛るもの」を知れば、楽に生きられる(一休)
B不条理な人生をどう割り切るか(鉄舟)
C執着の果てに開けたもの(西行)
D真の終活とは「いまをどう生きるか(空海)
 

キーワード

生死一如、呑み込む、執着、捨てる、道心、正解はない、理不尽

 

本の帯(またはカバー裏など)

凛とした生活のすすめ

かってに感想(気になるフレーズ)


人の死を自分の死として捉えることは難しい。
この本は、歴史上の偉人の死にスポットをあてているが、どうも心に迫るものはない。
生き方を短いフレーズで表現しただけのように思う。

「世のなかは、喰うて糞して寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりなり」(一休)
「生死一如・・・生と死を一体として考える」
「矛盾は割り切ろうとするのではなく、矛盾のまま呑み込んでしまう」(鉄舟)

「達観の境地とは、執着から離れていくことではなく、執着し、執着し切って突き抜けた先に忽然と開けるもの」(西行)
「捨てよ、何もかも」(一遍)
「寺も建てず、著作も残さず」(一遍)

「道心の中に衣食あり、衣食のなかに道心なし」
「生と死は、どんなに突き詰めたいったところで結局、正解に行きつかない」
「人生とは何とも理不尽なものである」