今週の気まぐれ本

ブック名

「新十住心論」その４

著者

池口恵観

発行元

ＫＫロングセラーズ

価格

９５２円（図書）＋税

チャプタ

序章：人は人となり、磨いて仏となる �@異生羝羊心
�A愚童持斎心
�B嬰童無畏心
�C唯蘊無我心
�D抜業因種心
�E他縁大乗心
�F覚心不生心
�G一道無為新
�H極無自性心
�I秘密荘厳心
終章：闇を見るところから明るい明日への道が開ける

　

キーワード

本の帯（またはカバー裏など）

心を磨く心を満たす

かってに感想（気になるフレーズ）

宗教の話の中に、政治と北朝鮮の話が出てくるのが気になる。
著者はすでに大きな心を獲得しているからなのかもしれない。
十住心論の解説は実に分かりやすい。

「極無自性心は、頂上が見えてきたところで、一呼吸つく、そんな心のありようです」
「ほんとうの心とは、異なったものを受け容れる無限の大きさがあるのだ」
「密教は、肯定の教えです。捨てずに生かす教え」

「どんな能力（超能力）も、これは大日如来から人間が分けていただいたもので、これを超えるものではありません」
「煩悩を病気のもとにしてしまうのは、『もっとと貪る心』自分の思い通りにならないと怒る心』『自分の思いがどのようなものなのかもわからない愚かさ』の三つだと教えてくれる」
「覚りとは何かといえば、ありのままの自分の心を知ることだ」

「一日を笑顔で『ありがとう』と合掌して床に就く」
「身＝体力をつけ、口＝思考を正しく、意＝心を正しく保つこと」
「人が動けば、これは『働く』という字になります。はたらくというのは、はたをらくにさせること」