今週の気まぐれ本

ブック名

「新十住心論」その１

著者

池口恵観

発行元

ＫＫロングセラーズ

価格

９５２円（図書）＋税

チャプタ

序章：人は人となり、磨いて仏となる �@異生羝羊心
�A愚童持斎心
�B嬰童無畏心
�C唯蘊無我心
�D抜業因種心
�E他縁大乗心
�F覚心不生心
�G一道無為新
�H極無自性心
�I秘密荘厳心
終章：闇を見るところから明るい明日への道が開ける

　

キーワード

本の帯（またはカバー裏など）

心を磨く心を満たす

かってに感想（気になるフレーズ）

宗教の話の中に、政治と北朝鮮の話が出てくるのが気になる。
著者はすでに大きな心を獲得しているからなのかもしれない。
十住心論の解説は実に分かりやすい。

「身体の病気は、地・水・火・風の不調」
「地とは固く動かないもの、水とは流れるもの、火は燃え上がる（上に昇るもの）、 風は移動するものの象徴」
「生態系によって、私たちの地球の生命は生かされています。『インドラの網』と呼んでいます」

「雄羊のようにセックスとグルメばかり追いかけているのは、迷心、つまり心が迷路を歩いているようなもの」
「異生、・・・『地獄・餓鬼・畜生』の世界に生れたものを指している」
「愚童持斎心とは、・・・人間として、少し善の心の兆しが見られること」

「貪ること、怒ること、愚かなこと。これを三毒といいます」
「笑うことは、人間が習得した最も優れた生きる技術なのです」
「地獄に落ちなんとする人間、異生羝羊心の世界にあって自分を見失っている者たちを、 救おうと立つのが、不動明王であります」