今週の気まぐれ本

 

ブック名

鈴木大拙の言葉<その3>

著者

大熊玄

発行元

朝文社

価格

2100円(図書)+税

チャプタ


@自由ということ
A自然と人間
B日常生活が大事
C悟るということ
D禅とは何か
ほか  

キーワード

自然の義、対峙、分ける、否定・無視、達磨、自ら悟る、神・霊魂、無限・死後、争い

 

本の帯(またはカバー裏など)

よく遊びよく遊べ

かってに感想(気になるフレーズ)


名前だけは知っていた。
筆者は「鈴木大拙の言葉」をわかりやすく解説してくれる。
中学生向けの本だからなおさらいいのだ。

「西洋のネイチャーには『自然』の義は全くないといってよい」
「自然・・『自己本来に然り』という考えの中には、それに対峙して考えられるものはない」
「西洋のネイチャーに対する考え方では、人と自然を二つに分けて、相対するものと考えます」

「安易に対立の世界を否定したり、無視したりはしません」
「西洋では、大きなことを小さなことに分割して、小さなことから少しずつ達成していき、最後には大きなことを成し遂げるという科学的な方法が発達しました」
「禅宗は、五世紀頃にインドの僧・達磨が中国を訪れたことによって始まったとされます」

「禅では、自ら悟るという体験を大切にしていましたが、その悟りとは、もともとは仏陀が成し遂げた悟りのことです」
「禅は神や霊魂を説かない。また無限や死後の生命を語らない」
「分けると、分けられたものの間に争いの起こるのは当然だ」