今週の気まぐれ本

 

ブック名

一休

著者

西村恵信

発行元

創元社

価格

1200円(図書)+税

チャプタ


@骸骨の住む世界
A心しだいの地獄極楽
B浄土はどこに
C迷いと悟り
 

キーワード

ひとり旅、探れないところに自分、思案、鍛える、死への準備、帰る、ただ食べ寝る

 

本の帯(またはカバー裏など)

日本人こころの言葉

かってに感想(気になるフレーズ)


一休さんで気になるのは、老いて心を通わす女性に会ったことだ。
「盲目の森女に対する目を覆いたくなるような妖艶な恋慕である」と筆者は言う。
「狂雲集」に恋慕が詠われているのだ。

「人生という道は、生まれてから死ぬまでひとり旅であった、連れなどはいません」
「探っても探っても探れないところ、そこにこそ自分というものがあるのです」
「世界中のあらゆるものは、すべてその場その場の心の作り出すものです」

「小さな心とは、つまらないことを考えたり、あれこれと思案することです」
「人間は鍛えれば大きなはたらきをする」
「一休に言わせれば、死への準備は『死出の旅路』に出発するまでに済ませておかなければならないのです」

「もともとこの身体は、生まれてきたところへ帰るのが当たり前のこと」
「仏などに尋ねる必要などどこにあろうか」
「人間というものは、ただ食べて稼いで寝て起きて、そのあとは死んで行くだけじゃないか」