今週の気まぐれ本

 

ブック名

日常生活で仏になる方法

著者

斉藤孝

発行元

草思社

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


@日常生活で仏になる方法
A仏の平常心になる
B仏の身体になる
C仏の呼吸を整える
D仏の境地、悟りに至る法
E仏教的生活のススメ
F不幸も幸福も超えた境地へ
 

キーワード

吹っ切れる、道教・儒教・バラモン教、怒り・慢心、耳を澄ます、芸術、スピードの増減、呼吸のリズム、今起きていること、不安撃退法

 

本の帯(またはカバー裏など)

ブッダがサッカー選手だったらPKを外さない!?

かってに感想(気になるフレーズ)


視点の違う筆者の目から見た仏教論は面白い。
仏教を日常の生き方に生かす方法論を解いてる。
すべてが自分にできるかどうかは別にして、今をどう生きるかのアドバイスがもらえるのだ。

「悟りとは『吹っ切れる』精神」
「仏教における先祖崇拝は道教から、仏壇や戒名などは儒教、あるいは輪廻転生の思想はバラモン教」
「怒りを捨てよ、慢心を除き去れ、いかなる束縛をも超越せよ」

「耳を澄ますという行為は、自分から心を離して、心を拡大させて、悟りを推し進めてくれる力があるのです」
「芸術のいいところは、日常生活とか、経済や社会といった現実世界とかけ離れた次元にある点にあります」
「より覚めた意識で自分の行動を認識できるようにするには、スピードをゆるめるか、スピードを速くするか、いずれかが効果的です」

「3秒・2秒・15秒のリズムで呼吸をおこなう」
「何が幸福で何が不幸かを決めつけるクセを手放して、今起きていることを粛々と受け入れる」
「人間にとって最大の不安撃退法は『学ぶ、人と関わる、身体を動かす』の三つにあります」