今週の気まぐれ本

 

ブック名

現代に生きる空海の言葉

著者

大栗道栄

発行元

日文新書

価格

760円(図書)+税

チャプタ


@生
A運
B欲
C人
D心
E道
F信
G語
 

キーワード

氏子と檀家、10年、真理、映すと感じる、一字一字、言の人、宇宙の生命と息、自利利他、般若心経

 

本の帯(またはカバー裏など)

心と行動そして人生の為の「言葉のお守り」

かってに感想(気になるフレーズ)


空海に関する著書は、なぜこんなにおおいのだろうか。
とは言っても、空海が著した本のフレーズを著者の解釈によって随分と違っているのだろうか。
こればかりは訳された本人でないと、本意は明らかではない。

「『猫も杓子も』は『禰子(神社の氏子)も釈氏(檀家のこと)ものこと」
「どうやって芸を身につけるかって?どんなことでも、きょうからやれば10年で一芸が身につきます」
「悟るとは、わかることです。世の中の道理(真理)がわかることです」

「仏さまの力を月にたとえ、祈る人の心を水にたとえると、月がその姿を水面に映すのを”加”といい、水面が月光を感ずる ことを”持”という」
「『般若心経』を読むときは、一字一字を優れたお医者さんのような目で追って、心を込めて、真剣に唱えなさい!」
「『言』は『まこと』とも読みますから、信は『言の人』です」

「『阿吽』は『声字実相義』の本から引用したものです。『阿』というのは宇宙の生命のこと。『吽』というのは、息をすることです」
「『般若心経』は全文が真言です」
「自利利他といって、これを一致させるのが密教の目的なのだ」