今週の気まぐれ本

 

ブック名

死なないつもりその3

著者

横尾忠則

発行元

ポプラ社

価格

800円(図書)+税

チャプタ


@無頓着で行こう
A僕はいつも絵と対話している
Bビバ!老人文化
C僕の道楽
 

キーワード

好きなこと、隠居、何もしない、無為な時間、無駄、厳密、病気や怪我、目的や結果、評価されない、無頓着

 

本の帯(またはカバー裏など)

僕は今年、80歳になりました

かってに感想(気になるフレーズ)


「はじめに」でピンポンスペースを作った話が出てくる。
遠い昔、父母と社宅に住んでいたころ、確か中学生の頃、なぜかピンポンをして遊んでいた。
ラケットを作った記憶はあるが、台は誰が作ったのか記憶にない。

題名の「死なないつもり」は宇野千代さんの言葉と同じだ。
やはり芸術家の見える先は、そんな感じなのだ。
相変わらずの気になるフレーズの多さに心が喜んでいるようだ。

「老齢になると自然に欲望も執着も消えて、好きなことだけが残っていく」
「隠居の本当の意味は好きなことで忙しくすること」
「一日のうちで何もしない無為な時間をどれだけ持てるか」

「無駄を悪徳と思うような現代」
「食生活もそうですが、物事はあまり厳密にしないのがいい」
「病気や怪我は、変化を巻き起こす風のようなもの」

「子ども心を持ち続けるには、目的や結果をあまり考えないこと、特にお金のことをあまり気にしないことですね」
「社会から評価されない生き方の心地よさ、言葉でなく感性で思想を語ること」
「理屈をこねないで、無頓着に暮らす」