今週の気まぐれ本

 

ブック名

死なないつもりその2

著者

横尾忠則

発行元

ポプラ社

価格

800円(図書)+税

チャプタ


@無頓着で行こう
A僕はいつも絵と対話している
Bビバ!老人文化
C僕の道楽
 

キーワード

過去・今・未来、同じスタイル、自立、飽きる、プロセス、用心深く、実験、捨てる

 

本の帯(またはカバー裏など)

僕は今年、80歳になりました

かってに感想(気になるフレーズ)


「はじめに」でピンポンスペースを作った話が出てくる。
遠い昔、父母と社宅に住んでいたころ、確か中学生の頃、なぜかピンポンをして遊んでいた。
ラケットを作った記憶はあるが、台は誰が作ったのか記憶にない。

題名の「死なないつもり」は宇野千代さんの言葉と同じだ。
やはり芸術家の見える先は、そんな感じなのだ。
相変わらずの気になるフレーズの多さに心が喜んでいるようだ。

「”過去”が”今”になり、”未来”が”過去”になり、僕は人生を二倍、三倍と楽しんでいる」
「同じスタイルを続けていくことのほうがけっこうしんどい」
「思い通りにならないことを何度も何度も経験して、そういったものから自立する」

「飽きるということは、自由になるために必要なもの」
「僕にとっての創作がプロセスを楽しむことにあるからです」
「一つ一つ作品をあまり用心深く描くと、長続きしなくなるんです」

「面白いのを描けば描くほどキャンセルされていた気がする」
「ピカソはものを探求するとか追究するというよりも、常に実験を繰り返しています」
「ピカソは自分のスタイルを惜しげもなく捨てていく」