今週の気まぐれ本

 

ブック名

死なないつもりその1

著者

横尾忠則

発行元

ポプラ社

価格

800円(図書)+税

チャプタ


@無頓着で行こう
A僕はいつも絵と対話している
Bビバ!老人文化
C僕の道楽
 

キーワード

努力、他力、努力以外の何か、無心・無頓着、無為の力、遊び、快感・快楽、寝てる状態、さらっと流す

 

本の帯(またはカバー裏など)

僕は今年、80歳になりました

かってに感想(気になるフレーズ)


「はじめに」でピンポンスペースを作った話が出てくる。
遠い昔、父母と社宅に住んでいたころ、確か中学生の頃、なぜかピンポンをして遊んでいた。
ラケットを作った記憶はあるが、台は誰が作ったのか記憶にない。

題名の「死なないつもり」は宇野千代さんの言葉と同じだ。
やはり芸術家の見える先は、そんな感じなのだ。
相変わらずの気になるフレーズの多さに心が喜んでいるようだ。

「努力なんてろくなもんじゃない、それくらいから始めたほうがいい」
「才能を支えているのはなんだろうと考えると、努力以外の何かが強く働いているような気がしてならない」
「他力を味方にする力、他力を味方につける努力、そういうのがあると思う」

「無心、無頓着も大切です」
「ボヤっとして何もしないでいると、無為の力が発揮されて結果的にすごいことができてしまうこともあるのです」
「努力の根底には、遊び的なものがないといけないと思うんです」

「遊びに近いもの、快感や快楽に近いもの、そのこと自体が目的になるような生き方をすれば、他力を借りることができるはずです」
「無頓着とは、いってみれば起きているけど、寝てる状態」
「考えと格闘するのではなく、さらっと流してしまうような」