今週の気まぐれ本

ブック名

仏教に学ぶ老い方・死に方その２

著者

ひろさちや

発行元

新潮選書

価格

１１００円（図書）＋税

チャプタ

�@仏教に学ぶ「老いの哲学」す
�A老いと闘う一神教徒、老いを憎む日本人
�B「人生の意味」という束縛
�C「世逃げ」のすすめ
�D老人の存在意義
�E仏教に学ぶ「あの世」の智恵
�F老いを楽しく生きるには
　

キーワード

本の帯（またはカバー裏など）

頑張らない。あるがまま。「老い」と仲良くなる人生哲学

かってに感想（気になるフレーズ）

「老い」を受け入れるには時間がかかる。
年を重ねるごとに人間円く「円熟する」と書いてあるが、どうも違う人も多い。
人生５０年時代はそうだったかもしれないが、やはり８０年生きたお釈迦様の教えを学ぶのが一番のようだ。

「日本人は宗教心なしで損得の物差し一本になってしまっています」
「学校教育ばかりが教育だと思われて、祖父母による孫に対する宗教教育がありません」
「出世間人間はまさしく『自由人』です」

「出世間人間は世間の柵に束縛されず、子や孫に対する教育責任からも解放された『自由人』です」
「出世間人間は、ある意味で、−あの世ー帰属します」
「老人にはほとけの物差しを学ぶ義務がある」

「日本の年寄りは、いつまでも世間の中にいて、世間の価値観・世間の物差しにしがみついています」
「なんだっていいものは、なんだっていい」
「その人はそのあるがままでその人なんです」